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哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))の商品レビュー 改めて思考を整理する
本書は、哲学を学ぶというよりは、哲学するための思考方法を学ぶ本であるといえるだろう。 評判がいいので、読んでみた
タイトルに入れたような理由で読了。英米流分析哲学のロジックを駆使した思考訓練用の解説本で、エラそうなことを言えば、春秋に富む若い人向けのガイドブックになっている。もちろん、評者のように、頭の固さを自覚している中高年にとっても、その論理的にして平明な叙述、具体例の提示などには得るところが多かった。今西進化論に対する生物学界の評価に教えられ、飛行機と自動車のどちらが危険かというアクロバチックな比較論の組み立てに感心し、賛否かまびすしい温暖化論における通約不可能性の解析にひざを打った、という次第。執筆に足かけ2年を要したという丁寧な筆致にも感銘を受けた。2、3週間で書き飛ばしました、みたいな新書が少なくないなか、この本の購入と読了は正解。 批判と思いやりの大切さを学べる
論理学や懐疑主義のエッセンスを解説しながら、物事の解釈や議論に役立てることを目的とした本。 インターネットの時代だからこそ
私事から書かせてもらうと、以前大学の講義でキザに決めた教官が壇上からこんなことを語り始めた。「お前たち、現代思想ってのはフーコーとかドゥルーズとか勉強することだと思っちゃいないか?」。そこで少し間を取り、「現代の問題について思索することこそ現代思想だ!」。いきなり何いってんだ?とその当時思わなくもなかったが、今考えてみればそれは全くその通り。哲学の意味を問われるとすれば、今実際に起こっている身近な問題、常識を「批判的に検討する」=クリティカルシンキングすることなのである(おそらくそこには80年代ニューアカへの彼の私怨も幾分かは込められてはいたと思うが)。 クリティカルシンキングと哲学の入門書を兼ねた本
著者の言う「哲学的クリティカルシンキング」の入門書だが(p11〜によれば、「人間の思考はどういう間違いを犯しやすいかを学び、その間違いを避ける方法」の伝授(修復的・心理学的)ではなく、「どういうルールに従って思考すると正しい結論につながるか、という基礎の部分」を考える方法の伝授(改築的・哲学的)である)、それのみならず、西洋の古典的、並びに新しい哲学を紹介している本だ。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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