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帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて (ちくま新書 (546))

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帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて (ちくま新書 (546))の商品レビュー

3.0 受験があんまりツラくって‥!?
著者は、十代を受験受験の受験地獄の中で過ごし、受験勉強以外の諸々、進学就職以外に役立つような事柄を、学ばずに歳取ってしまったのかな?と思いました。生まれ持った外見が良くなくても、良い感じに見せるテクニック(つまり、髪形服装等)はあり、僕の周りでは、そういう男ほど(高卒&専門学校卒程度でも)、高学歴美人と結婚してます。これ本当です。高学歴美人女性たち、自分にないものを持った男(世を生きるタフさとかセンス)を求めてしまうんじゃないでしょうか?ウダウダ言う前に広く世を知るべし!
2.0 続編はこんなもの
出版の動機が営業上の理由だからか、ヒット作の続編は概してつまらない。といっても続編といえるのは3章の応答と弁駁だけ(いずれここだけを本編に足して増補・もてない男として文庫本になりそうだ)。で、残りは前作の思いがこもっていない分密度が(かなり)薄い。運悪く続編を先に読んでしまった方、これに懲りず正編を読んでください。面白いこと請け合いです。
 ところで、もてない男や負け犬(メス)を笑っているうちはしゃれですむが、恋愛にまで階層化の波がおよぶようだと事態は深刻だ。
 
4.0 不快ながら面白かった
全編よりさらに面白いです。「この人、本当にもてなさそうだなあ」と思いつつ楽しく読みました。著者がモテない理由は、外見などではなく、ひとえにこのネチこい性格でしょうね。恋人としては絶対に付き合いたくないタイプ。(友人知人としてならいいけど)

戦後になってから確立した「恋愛至上主義」への否定、「一夫一妻婚」の弊害、モテる要素の遺伝的不平等などについては、まさに自分がずっと感じていた事を理論的に言い当てていて痛快でした。

文面によく登場する「オレは東大の大学院卒」という部分は著者の意図に反してまったくシャレになっておらず、不快感を感じました。まあ、ここまでコンプレックス丸出しだとかえって面白いのかも?
3.0 もてないとどうなるのか?
性別を問わず、「異性にもてない」という状況は、かなりその人の人生を
制約してしまいます。
「(望む相手と)結婚できない」などは序の口で、(特に男性の場合)
慢性的な性的欲求不満に陥り、極端な場合は性犯罪に走ったり、
そこまで行かなくても、風俗産業に通ったりする羽目になりがちです。
実際の行動という面ではそのような形を取りますが、そのベースとなる
心理的要因の方がより重要だと思います。
これまでの経験および観察から、「全くもてない人は性格が歪む(ことが多い)」
ということは、かなりの確信を持って言うことができます。
元々容姿に恵まれていない上に、性格まで悪くなるのですから
更にもてなくなる… という「負のスパイラル」に
陥ることが多いようです。
そのことと大いに関連するのですが、「異性に相手にして貰えない」
という認識がセルフエスティーム(自己評価)を低下させ、
「どうせ何をやってももてないんだ(ある程度事実)」と
半ば自暴自棄になり、向上心や意欲全般を失っていく
という傾向があると思います。
「では、どうすればいいのか?」と聞かれても、現時点では
これといった解決策は思いつきません。
それにしても、(私を含む)男性は、女性を容姿で評価することが
多いのに、自分が女性から容姿で評価されると憤る、という
ある意味で滑稽な状況が存在するのは確かなようですね。
「帰ってきたもてない男」の直接的なレビューにはなっていませんが、
こうした認識がこの本を理解する一助になるかもしれないと考え、
敢えて書いてみました。
5.0 「滑稽さ」の向こうに
私は高学歴(大学教員)で最近ようやく結婚できたものですが、この本と著者には、前著ともどもものすごく共感できます。いっぽうでここのレビューを見ていると、著者が以前どこかで書いていた「容姿(の善し悪し)の問題になると、途端に冷静さを失う女性が多い」というのはもっともだと頷けました(この本に否定的なレビューを書いておられる方は、なんとなく女性が多いように思います。間違っていたらすみません)。

著者が本書に記した彼自身の恋愛に対する所作は、第三者から見ると、まあ滑稽なものです。偽悪的なほどに。しかし、恋愛って、そういうものじゃないでしょうか。男が結婚相談所に通うのが滑稽なら、女性がトイレや電車の中で必死にメイクするのも滑稽。あるいは、男が(傍目にはたいしたことのない)女に入れあげてあれこれ貢いだり、女が暴力男と別れられずいつまでも一緒にいるのも滑稽の極み。「そんなのバカバカしい」とこの恋愛ゲームから降りることのできる人はある意味幸せでしょうが、我々のほとんどは、このゲームからは降りることができません。カルスタ風に「恋愛の起源」とか探ってもムダ。その類の研究書を読んだところで、「そうか、僕は、恋愛しなくてもいいんだ!」などと割り切ることはほとんど無理です。

本書には「じゃあどうすればいいんだ」というのはほとんど書かれておりませんが、実際にどうしようもないでしょう。この恋愛ゲームから「降りる」という、最高に困難な方法以外には。

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