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中学生の翔太君と、ネコのインサイト(insight=洞察)との対話による哲学のはなし。 本書は平易な言葉で書かれており、哲学特有の専門用語も少ないです。 ところがこれが難しい。「中高生でも分かる」とうたってはいますが、大人でも難しいと感じる人はいるでしょう。 それは「何が問題として問われているのかが理解しがたい」、という難しさでもあるし、「その問題に対するインサイトの回答がなぜ解決になるのかが理解しがたい」、という難しさでもあるでしょう。 いずれにせよ哲学の問題というのは、普通の人にとってはあまりにも当たり前すぎて、なんでそれが問題なのか理解に苦しむという面もあると思います。「それって何か問題あるの?」と言いたくなってしまうような問題を考え続けるのが、哲学者の仕事なのかもしれません。 この本を読んでも哲学史の勉強はできませんが、哲学の問題がどのようなものなのかは、あらかた見てとれるでしょう。
非常に面白かった。 翔太君と猫のインサイトの対話で展開されるが、 先導役のインサイトの考えが必ずしも妥当とはかぎらない。 つどテーマについて自分なりに考えてみることが大切だと。 決して、哲学史の本ではありません。