コミュニケーション不全症候群の続編 ついに文庫化
中島梓が7年前に書き上げ、そして今文庫になった「タナトスの子供たち」です。
この本はコミュニケーション不全症候群の続編でコミュニケーション不全症候群はそれこそ10年も前に大学時代に読んだ記憶があります。「やおい」とはなにか?
まあ、「ヤマなしオチなしイミなし」の頭文字をとった「男同士の恋愛」を描いた作品群ということで説明できるとは思うのですが、なぜこれがこれほど現在はやり書店にコーナーができ、市民権を得ているのかということを分析したのが本書ということになります。
実際、BL(ボーイズラブの略です)の小説などを新古書店に袋いっぱいに売りに来る女性は非常に多く、このジャンルにはまっている人がいかにこのジャンルを愛しているのかはよく分かります。
(ただし、栗本薫がいうにはBLとやおいは「別物」だそうです)
栗本薫の分析結果は生殖できない、子供を生み種族を繁殖できない同質の男同士の恋愛を描くこと自体がディスコミュニケーションであり、そこに精神的に避難することで女性たちはこの男性中心のトーナメント社会を生き抜いていくことができるということになります。
7年前の作品に手を加えずに販売することにより古い作品がどのようにはやっていたかなども逆に見ることができ新鮮でした。
ほんとに世の中の流れは速くなっているみたいです。
ちょっと長々しいが。
なぜ、自分はやおいにひかれるのか?
一度でも考えた事がある人には読んで欲しい。
ただ、すぐにひとつの答えが欲しかった私には、ちょい話が長過ぎたかも;
でも、やおい本リストなんてのもついてるから、著者オススメの作品を知りたいなら買って損はないはず。
受が必ず攻よりも前に一度イクっていうパターンがある、とか、あぁなるほどなー、なんて思うとこもチラホラ。
なかなかこのテの本てないから貴重ですよ♪私がやおい好きなのは、話がシンプルだからかなぁ~。
よくやおいの語源て、『ヤマなし、イミなし、オチなし』とかいうけど、そういう意味じゃなく、シンプルだと思う。
だって、受の男の子は必ず攻のセックスでイけるんだもの。不感症の話とかには合った事ないし。。
嫌がろうが善がろうが、最後はそこに至る。
女は、実際はレディコミみたいに簡単にはいかないよ、たぶん(笑)
自分の性生活が順調な人はやおいにはハマらない気がする。
さて、栗本さんはその辺どうなんだろ。。
なんて、この本を読んでから、冷静に(?)BLものを読むようになりました笑