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敗戦後論 (ちくま文庫)の商品レビュー ようやく時代が追いついてきたのかも
この本で著者が言いたかったことは、「あとがき」に最も簡潔に書き表されているように思う。 高橋哲哉との論争が白眉
謝罪の主体統一云々の議論は正直その前提につまづく。 誠実さ
この「敗戦後論」は発表当時、非常に大きな話題(賛否両論、否が多かったが)となったが、実際私もこの論文は相応の重要な問題提起を含んでいると思う。特に戦争を直接は知らない私にとっては、考えさせられるところが多かった。 底の浅い議論
「敗戦後論」は大岡昇平の言動を巧みに利用して、斬新な議論を提供している点が長所だが、残念ながら自説に説得力をあたえるものが、大岡の言動の主観的解釈しかないという事実が致命的な欠陥となっている。昼メロみたく底の浅い二元論的議論でしかないのが残念。ていうか議論の土台と展開そのものが著者の加藤の評論家としての限界をはっきりと露呈している。もっと骨太の「敗戦後論」が存在しなければいけない。加藤程度の議論で問題が解決できるほど世の中が甘かったら、最初から何の問題もないわけだ。その意味で、加藤が効果的に大岡昇平の言動を要約しているように、加藤自身、評論家として「恥を知らねば」ならない。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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