日頃なんとなく感じることが体系だって整理できます
メンタルな面を鍛えねば。ストレスにめげないように訓練を。
と思って本書を読みました。なお、別の本で本書の理論?を紹介しているのを知り、その流れで読んだという事情もあります。内容は、すでに多くのレビュアーの方々がふれているので言及しませんが、私にとっては、日頃感じていること(たとえば、呼吸法によって、身体的、生理的、気分的に変化する、とか)が、ちゃんと学術、学説、実験に裏付けられて、体系だって整理できて、よかったと思います。
最初のほうは、ちょっと直訳で、「なんだか読みにくそうだな」と感じていましたが、最後まで読んでみると、「あ、これは、実践のガイドなんだ」ということに気がつきました。
各ポイントでワークシートも掲載されているので、日常生活で「自分をモニターし」「コントロールする」ための訓練?に使えますね。
また、感情のコントロールという意味では、4つの状態に整理されたフレームワークは、役に立ちます。
でも、食事でのコントロールのパートでは、「話はわかるけど、実行するのはしんどいな」と思いましたが、これは本書のせいではなく、だいたい、ダイエット本でも、こういう感想ですが。
実践的
ストレスの多い現代人が、いかにストレスに対処すべきかが書かれている。
モチベーションを維持し、物事をポジティブに捉えるための具体的な方法を挙げている点で非常に実践的であると思う。
科学的な裏づけ的なことも多く書かれており、感覚的で実践には向かないことが多い類書とは一線を画している。しかし、本書で触れられている食事療法などは、ここまで気にしていたら余計にストレスが増えてしまうのではないかと感じるほどで、実践はやや困難だと感じた。
そうはいっても、呼吸法やイメージトレーニングなど簡単に取り入れられるものも多くあるので、全体としては一読の価値はあると思う。