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人形の部屋 (ミステリ・フロンティア)の商品レビュー 「家主」の父と中学生の娘の日常
ミステリのジャンルとしては「日常の謎」。 登場人物にリアリティがある
前作「天才たちの値段」は、薀蓄と謎解き中心の話だった。それなりに面白かったのだが、主人公があまりにも手際よくご都合主義が気になるところもあった。そこで星は4つにした。ここに収められた5つの作品では謎解き自体は、前作より後退しているかもしれないが、登場人物に人としての広がりがあり、物語を豊かにしている。1作目は前作に引き続き薀蓄中心の話だが、主人公には先輩を思いやる余裕がある。2作目の初老の紳士は、先代から勤める会社に愛着を持ち、対する若社長も・・・。特に3作目の大学時代年上の後輩だった女性との微妙な関係はなんとも切ない。ラストの数行で救われた。5作目の父娘間のやり取りは同世代の娘を持つ私としてはなんともいえないリアリティがある。ところで、4作目の若者に対する意見は作者と異なる。芸術家としては無理でも、経済的には、したたかにやっていくかもしれないなと思ってしまった。創作なのに作者と異なる結論に達するのは人物が良く描けているからだと思う。 食卓の上に広がるペダントリとは?
わざと縛りを効かせた設定、専業主夫(男で家にいる)娘1人、奥さんは働きに・・ 本の最新売り上げランキング - トップ10
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