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黒いカクテル (創元推理文庫)の商品レビュー 未成年の飲酒は、建て前で禁じられています
「死者の書」以来の愛読者で、新作が出る度むさぼるように読んで来たものの、「空に浮かぶ子供」で一気に熱が醒め、それっきり。久々に手にしたのが、これ。短編は、初めてだ。サキ、ロアルド・ダール等を彷彿とさせる奇妙でブラックな味わいは、健在。しかし、圧巻はやはりタイトルにもなった中篇だろう。濃厚な人間関係にこだわる著者の本領発揮。偶然出会った人物が、実は自分ととても深いかかわりを持っており、その後の人生におたがいが大きな影響を与え合う。というキャロルお得意の展開に、ぐいぐい引っ張られて行く。結末はやや尻すぼみで、それはほとんど全ての作品に共通しているのだが、笑って許せる読者は、キャロラー(そんな言葉は、ない)の資格ありと思う。帯に書かれた桜庭一樹の「ほんとうにあぶない本は、最初の一行でわかる、と思う」が、いい得て妙。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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