興味深くはあるが物足りない分析
本書は、一読する限り、タイトルと内容がちょっとかけ離れているなと感じた。「Jリーグのマネジメント」と題するからには、Jリーグ発足後から今日までのマネジメントのありようについて検証されているのか、と思ったからである。本書は「Jリーグが成功している」という「前提」に立って、では「この成功はどこに起因しているのか」について、著者は「Jリーグを発足させるにあたって、当事者たちがいかに制度設計を巧妙に行ったか」に原因を求めている。そして、その当事者たちからヒアリング行うなどして、いかに生成されたか、を詳細にまとめている。 著者は本書の目的について「Jリーグという成功体験をナレッジ化してその後の共通認識を得」るということにあるしているが、正直言って当時の制度設計にかかわった人々がベストアンドブライテストな人々だったからだ、という程度の認識しかえられない。大いに物足りない。この後の第2第3弾の研究に期待して星3つ。
スポーツビジネスにかかわるすべての人のための本
Jリーグの成功の軌跡を当事者のインタビューにより拾い上げ、
著者独自の鋭い分析を加えている。憶測や伝聞ではなく、本物の
資料や当事者のコメントをベースに構成している。冷静に事実をまとめるという抑制がきいているが、それでもJリーグ
立ち上げにかかわった人たちの熱さや情熱は十分に伝わってくる。
今後の日本のスポーツの発展のためのヒントが詰まった
スポーツビジネスにかかわっている人、
これからかかわる人、必読の書です。