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ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

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ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)の解説

   数年前から、日本人の「コミュニケーション能力」の低下が精神科医の世界で指摘されているが、ここにきてビジネス社会のなかでも、個人のコミュニケーション能力不足がささやかれるようになってきた。私たちの社会が個々人のコミュニケーションによって成り立っている以上、仕事でも家庭でもコミュニケーションがうまくいかなければ、物事は何も進展しないし、問題も解決しない。

   では、コミュニケーション能力が低下しているとはどういうことか。1つには、相手が何を言いたいのか、思っているのかを引き出す能力が低下していることである。もう1つは、自分の伝えたいことを相手にうまく伝えられない、ということである。そこに欠けているのが、論理的な思考と論理的表現能力である。

   本書は、コンサルティング会社であるマッキンゼーのエディターとして活動している著者が、「ロジカル・コミュニケーション」の新しい手法について述べたものである。そのポイントは、話の重複や漏れ、ずれをなくす技術である「MECE(ミッシー)」と、話の飛びをなくす技術である「So What?/Why So?」を身につけることである。

   MECEは「ある事柄を重なりなく、しかも漏れのない部分の集合体としてとらえること」を意味している。ちょうど、全体集合を漏れも重なりもない部分集合に分けて考える、集合の概念である。「So What?/Why So?」は、よく話をするときに「したがって」や「よって」「このように」などを使うが、それらの言葉の前後で話に飛びがなく、伝え手の結論と根拠、結論と方法のつながりを、相手にすんなり理解してもらうための技術である。「So What?」は「手持ちのネタ全体、もしくはグルーピングされたもののなかから、課題に照らしたときに言えることのエキスを抽出する作業」であり、「Why So?」は、「So What?」したときの要素の妥当性が、手持ちネタの全体、もしくはグルーピングされた要素によって証明されることを検証する作業」である。

   これらの技術を何事においても習慣づけることによって、論理的思考力や論理的表現力がかなり向上するはずである。実践に即した問題も随所に載っているので、楽しみならロジカル・コミュニケーションを身につけられる。(辻 秀雄)

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)の商品レビュー

4.0 ロジックをチェックする技術として
著者はコンサルタントとして「伝える」ことの専門家。「こんな伝え方では伝わらない」という事例を挙げながら、ロジカルに説明できることを求めていく。「ロジカルコミュニケーション」の本である。

メッセージは課題が明快で、その答えがあり、相手に期待する反応が示されなければならない。第一章の主張には感得した。そして著者は、日本の多くのビジネス現場では「にわか読心術師症候群」が蔓延しているとして、メッセージの3要素を明確にしようとしない上司の姿勢も批判する。この辺は目からウロコ。一方で付帯条件や修飾語に頼りがちな起案者の姿勢も反省。

中盤以降は、個別論理と論理パターンの解説に移る。例えば企画書を書く時に、要因や要素を並べてMECEかどうかチェックするとか、判断を下す際に事実⇒判断基準⇒結論の3要素を検証してみるとか、論理をチェックする手法として有効と思った。ただ、この辺は普通に出来ている人もいるのではないか。

難しいことが書いてあるのかと思ったら、職場で実践していることも含まれていた。ただ日本企業の現場ではOJT頼みが実情で、本書のような勉強は貴重である。ただ論理的に思考する技術と理路整然と説明する技術は違うと思うし、本当は前者を期待していたのだが・・・というフラストレーションは残った。更に言えばMECEな切り分け方とか、判断基準の設定方法とか、具体例を実践的に挙げてくれれば、よりトレーニングになるのではないか。
4.0 わかりやすい
バーバーラミントのものも読んだが、こちらの方が入門者向け。
とてもわかりやすくかいてある。
しかしバーバラミントの方が情報量は多いので、そちらが簡単に読めればこちらは必要ないかも。
章末に練習問題がついているのが良いが、答えもつけてほしかった。
4.0 若手ビジネスパーソン向け
良く体系立てられた文章・図が大変理解しやかったです。

内容は主に、
思考を整理する技術
・MECE
・グルーピング
・So What? /Why so?

論理的に構成する技術
・ピラミッドストラクチャーの作り方・使い方

について書かれています。一つ一つ丁寧に説明してくれています。その点では、初学者向けといえると思います。詳しくは他の方のレヴューに譲ります。
 一方で、初学者向けであるのなら、トレーニングの模範解答や基本的なフレームワークをもう少しのせて欲しいと思います。 トレーニングとして自分で考えろと言う事なのかな? 他にフレームワーク集のような本を、併読するとさらにレベルアップできると感じました。
3.0 企業経営に興味のある方向け
メッセージには、「課題」、「期待する反応」と「答え」が必要不可欠な三要素と議論を展開。そして、その「答え」には「結論(要約)」、「根拠(判断基準)」と「具体的な方法」が必要だ。「答え」を作る際に役立つMECE、グルーピングとSo What?/Why So?の技術を解説。また、「答え」の構造として並列型と解説型の二つを紹介している。

「第1部」のメッセージに必要な要素は、ビジネスの基本で、役に立ちました。他の解説も鋭く、繰り返し読みながら、そのスキルをモノにする価値はあります。しかし、練習問題に多くのページを割いておきながら、その模範解答がなく、解説も少ないのが残念。また、扱う題材が、企業の経営問題が殆どです。企業経営にご興味が無い方や、ビジネス経験の浅い方は、ビジネス用語のオンパレードで読みこなすのが大変だと思います。
4.0 極めてシンプル
論理に弱い私にとってこの本は有用だった。
中身は非常にシンプルかつわかりやすい。
練習問題をやらなければ数時間で読み終えることができる。

この本の中身は,
・MECE
・so what?/why so?
・並列型論理・解説型論理
・解説型論理の場合:事実→判断基準→判断内容

以上4つのみである。
これを意識しておけば,考えを短時間で整理でき,
また変なロジックを組むことはないだろう。
ただしこの4つは「基本」なのでより応用的な点については
「フレームワーク」に関する本を読む必要がある。

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