日本向けTOC入門書だが…
TOC(制約条件の原理)というと、他のレビューワの方が書かれている通り「ザ・ゴール」シリーズが有名ですが、それをもっと日本人向けに解説した本。解説としては図表を多用しており、とてもわかりやすいです。
ザ・ゴールを意識してか、日本の会社を題材にした小説も掲載されています。ただ、ちょっと理想的すぎるきらいはありますが…読み物としてはなんとか読めるレベル、といった感じです。
TOC自体、まだまだ発展途上の分野だと思います。いきなり分厚い「ザ・ゴール」を読む前に、ちょっと肩慣らししたい方には最適かもしれません。私は逆のパターンでしたが、頭の整理をする上ではちょうど良かったです。
TOCの実績が社会で浸透すれば、本書の評価はもっと上がるかと思います。その意味もこめて、個人的には星4つとします。
図が多いのでイメージが湧きます
題材的には、「ザ・ゴール」や「ザ・ゴール2」と、
ほぼ同じなので、目新しさは感じられないのですが、
「ザ・ゴール」などでは、あまり図が載っておらず、
どうしたら、というのが分かり難かったのですが、
この本では、図が、結構、載っているので、
具体的な作業のイメージが、湧いてくるのが、良いと思います。小説的な面白さという点では、「ザ・ゴール」に比べると、
2歩くらい譲るという印象ですが、
班長さんなど、日本的な登場人物がいたり、
挫折しかかった計画が、担当者が過労で倒れたことから、
うまく回るようになるなど、日本的な人情的展開になったりして、
親近感は持ちやすいと思います。