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勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─

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勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─の商品レビュー

4.0 読み易い入門書&実践本
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の勝間版。
山田真哉より物知りだという事を立証したいのだろうか。
その対抗意識が読み易い本書に形作られた。
門外漢にとっては分かり易い入門書。
ただ幼稚な感じがするので、太字にするのは辞めて欲しい。
同一本が頻繁に出る参考本紹介も不要。
個人的には著者が声を大にしてる箇所より、エピソードにしてる些細なネタの方に惹かれた。
著者は読みっ放しにするのではなく、本書に基づいて仮定と実行を繰り返す実践の本であって欲しいと願っているのだろう。
その為の再読に耐え得る内容はある。
5.0 エリート志望者たちの入り口的存在。
この人はポジショニングがうまい、本当に。
なんだかMBAの初心者講座を受けているようで、つまり彼女は入り口になっているんです、勉強好きなエリート志望者たちの。位置的に。
他書の紹介や○○さんをおススメします的な内容に一見ウザったく感じるかもしれませんがそれも全部ひっくるめて勝間和代なので致し方ない。

さて内容ですが本書は良い、そこらへんにこがっているビジネス雑魚本10冊くらいには匹敵するでしょう、それでもできる方からすれば当たり前のことなのですがw。こむずかしいMBA的な理論をかみくだいてわかりやすく解説されており、それだけでも価値のある一冊。マクロ的視点の展開なので読んだだけでなにかが変わるわけではありませんが全体像を知った上で日々の仕事に成果と工夫を凝らすひとつの材料?にはなる気がいたします。
【合理化の極み】、これが全書に共通して感じることです。
推薦書をいくら読んでも彼女にはとうてい追いつけない、また追いつく必要もない。
ご自分の実力と進むべき方向性をいちどチェックされてから付き合うのが良いでしょう。
4.0 利益の概略把握とどう行動するかの出発点として読みやすい
売上高至上主義、マーケットシェア至上主義からの脱却の必然性と利益にフォーカスする必要性が第1章で説かれています。よく言われていることですが...
会計の利益計算手続きの煩わしさに首を突っ込まずに、利益概算の切り口で「利益の方程式」という形でまとめ、操作要素をわかりやすくし、行動習慣を明確にしたところがこの本の売りですね。
第一線の人にまで「利益」意識をもってもらう、利益を生み出すのに自分はどこに直接関与していて、何ができるのかを考えてもらうテキストとしては使い勝手がいい。
第8章に「利益の方程式」を行動習慣化するエッセンスを集約していて便利。お急ぎの方、シャープな方はここを立ち読みするだけでも、一見の価値はあります。
情報のまとめかたが巧みですね。
4.0 利益を生み出すのは容易でない!
本書は、「利益の生み出し方」について悩んでいるビジネスパーソンに
捧げる本となっていますが、かなり難しい内容です。
勝間式「万能利益の方程式」は次の通り。
【利益=顧客当たり(単価 − 獲得コスト − 原価)X 顧客数】
ここで、一般的には(簡略化すると)
・単価x顧客数=売上高
・獲得コスト=営業費用
・原価=製造原価 と置き換えることができます。

勝間式方程式の、「顧客当たり単価」,「顧客当たり獲得コスト」,
「顧客当たり原価」,「顧客数」で説明されている内容は、
豊富な文献「本の最後の、お薦め参考文献」によっても証明されている
ものでしょう。・・・読んでみないと分かりませんが?

いずれにしても、本書の内容を理解するには、熟読し続けることで、
繰り返し読むことにより、内容も身に付くものと考えます。
ただし、これは本書に限定したことで、専門的な知識は、専門書を
読むことが大事です。

2.0 果たして万能な方程式なのか
「利益の方程式」の有用性は認めますが、この「方程式」が「万能」であるかの如く記述している点は問題です。

冒頭の直接原価計算に対する批判自体は特段異論ありませんが、「方程式」ではこの問題を「避けている」か「深刻化しない状況」を扱っているだけです。決して、解決策を示すものではありませんし、「取って代る」ものでもありません。

「方程式」では、本来「全部原価(固定費+変動費)」を扱うべきでしたが、いつの間にか「原価≒変動費」となります。現に、そのように説明されている部分が随所に見られます。また、通信会社の過去の設備投資なども「埋没原価」なので、結局は「変動費」を中心に扱っています。要は、「直接原価計算」の一部である「売上」、「変動費 or らしきもの」、「限界利益 or らしきもの」を感覚的に扱っているに過ぎないわけで、これでは先の直接原価計算に対する批判は一体何だったのか、理解に苦しみます。

この「方程式」はコストとして「変動費」を中心に扱うからこそ、利益予測が顧客数との関係で容易になるからシンプルなのです。「方程式」が適合するのは、大枠の固定費が決定した後の戦術レベル、見込客数が容易に推定できる場合など限られた状況です。端的には、マーケティングにおける戦術(4P)をマイナーチェンジするようなレベルでしょうか。

しかし、顧客数の見積りは非常に難しい場合が多く、時間軸が長くなれば一層困難になります。分母(顧客数)が大幅に変動し、分子に含まれる固定費が大きくなると、固定費を含めた「顧客当たりの原価」を直接扱うのは厄介です。これが「方程式」の最大の弱点ですが、こうした状況は説明されていません。

「方程式」は分母(顧客数)の変動、分子(固定費)の大きさが重要な意味を持つ「長期的な(時系列で捉える)問題」や「多額かつ固定的な投資を伴う意思決定」には明らかに適していません。決して「万能」ではありません。

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