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ゲーム理論入門 (日経文庫―経済学入門シリーズ)

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ゲーム理論入門 (日経文庫―経済学入門シリーズ)の商品レビュー

5.0 大変中身の濃い本ですが、お勧めです
わかりやすく優れた本だと思います。
気楽に読める文庫本と思って手にすると痛い目にあうでしょうが、
じっくり読み込めばゲーム理論の真髄が理解出来る良書です。

ただし、読むには時間がかかります。
私の場合、1日40分ほどの電車通勤の往復時間を使い、
紙と鉛筆を手にしながら納得いくまで何度か読んで、楽しく数ヶ月かかりました。

本書は2人プレイヤーのゲームに紙面の多くを割いていますが、
多人数プレイヤーのゲームは学問としての面白さや解析の美しさはあるものの、
実用性の面からは課題も多いので、この本はこれでよいと思います。

見かけによらず硬派な一冊ですが、
自分の専門分野にゲーム理論を適用して新たな知見を得ようと考えている
さまざまな分野の研究者やエンジニアに、
入門書として強くお勧めします。
5.0 ゲーム理論、はじめの一歩。
本書は、現代において「ゲーム理論」という分析枠組みに包含される種々の理論の全体像を、新書というコンパクトな形式の中で、明快に活き活きと伝えていることにその特長がある。すなわち、経済分析への応用等に度々利用される非協力ゲーム理論のみならず、協力ゲーム理論や進化論的ゲーム理論についても見通しの良い解説を与え、ゲーム理論の世界において長年培われてきた思考様式の全体像を、その初学者に対してバランス良く伝えようとしている点である。第1章「ゲーム理論を学ぼう」を読み終えた読者は、続く各章を、シャーペンを片手に、余白や計算用紙に計算をしながら、確実な理解とともに読み進めていくことによって、読後にはゲーム理論全体の世界を眺望できる見晴らしの良い位置に到達していることを知るであろう。実際、各章とも、導入部で具体的な事例が幾つか与えられた後、理論の導入と展開が行われ、読者は、それらの事例に即して、理論の理解を試みるように構成が成されている。評者が特に感銘を受けたのは、第6章「多人数協力ゲーム:特性関数形ゲーム」であり、コア、仁、シャープレイ値について、初めて直感的な理解を得ることが出来た。最後に、随所に見られる「頭の切り替え」を促す言葉や、簡潔で力強い筆致に魅せられる学徒も少なくないであろうことも付言しておく。
2.0 確かに安いが、初めて学ぶ人はかなり苦労すると思います。
この教科書の利点は、安いのに、かなりの内容を網羅していることだと思う。しかし、この利点はマイナス面をカバーできるものではない。説明が非常にわかりにくい。読むのにも、理解するのにも時間がかかりすぎる。確かに、ゲーム理論はただ教科書を眼で追ってるだけの受動的な勉強では理解できるものではなく、積極的に自分からアプローチしなければ身に付かないし、理解できるものではないから、仕方ないことだ。つまり、ゲーム理論の学習上誰もが通る険しい道だから仕方のないことだと指摘される方もいるかもしれないが、教材のわかりづらさとゲーム理論の学習の地道で険しい道とは、同じ土俵で語ることはナンセンスである。議論のレベルが異なる。どうせ通らなければならない険しい道ならば、わかりやすいテキストで苦労したいはずだ。筆者の方には申し訳ありませんが、初学者の方には、佐々木宏夫先生などの、値段は少し高いが、もっと丁寧に、読者に分かり易く記述されている教科書をお勧めします。
4.0 良心的な入門書
他のレビュアーが指摘する通り、通勤電車の中で本書を楽しめる読者は例外だろう。しかし、通勤電車の中で楽しめてわかったような気にさせるような本は、実のところゲーム理論の入門書ではない。そうした本は、理論的な勉強を一通り終えた人が、応用のヒントとして読むべき本なのである。本書は文字通りの理論入門書であり、良心的な著作である。ただし、紙幅は限られているので、説明の飛躍やテーマの取捨選択上の難点は致し方がない。渡辺隆裕氏の『ゲーム理論入門』(こちらは、丁寧な説明を心がけるあまり、冗長という難点がある)などと並行して読まれるとよいだろう。
5.0 ゲーム理論入門書としては傑作
非常によくできたゲーム理論の入門書。
ゲーム理論を知りたい人には最初の一冊として薦めたい。

知識ゼロの段階から、非協力ゲーム、不完全情報、協力ゲーム、進化ゲームまで軽く一通り触れられている。
もちろん細かいところはそこまで詳しくはないが、ざっとゲーム理論の状況を俯瞰するには最適だろう。
そして、この値段と大きさですむのは非常にうれしい。

学問領域と日常とでは意味がずれること(たとえば、経済学における市場や家計など)もあり、そうした説明はしばしば入門書でも省かれてしまうことがあるが、本書ではきちんと説明がなされている。難解な単語はなおのことだ。
上のレベルの本を読んでも、きちんとついていくことはできると思う。

あと、無意味に難解な数式は出てこない。
ただし、必要なところではきちんと数式を用いている。
もともと数式を用いるのはわかりやすくするためなのだから、むしろ「数式なし」を売りにして数式の方が簡単な部分を言葉のみでわかりづらく説明する本が巷には多いことを思えば、それもまた良心的と言えるだろう。

ゲーム理論を簡単に知りたい人にはぜひおススメ。

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