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億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

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億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術の商品レビュー

4.0 株投資に限らずものごとの本質を突く。
以前から読みたいと思っていたが,なんとなく即効性がないような気がして,他のバリュー投資の本を優先して買っていた。しかしいざ読み始めてみると,読みやすさと共に,本書で述べられている視点は,単に投資戦略ということにとどまらず,物事の本質を見抜くのに有用な視点であることがわかった。したがって,本書の意義の神髄は即効性ではなく,著者の手によって整理されている内容を,どう自分用に再編できるか,という点にある。
4.0 バフェット流錬金術
本書の内容を要約すると、
まずいつ買うか―経済が不況で悪材料が出て売り込まれている時期―ということ、
さらに何を買うか―恒常的なリターンが期待できる優良株―ということに尽きる。
ひとつひとつの言っていることは当たり前だが、当たり前のことを丁寧に積み重ねて
出てくる結論がとても深く、なるほどな〜と感心せざるを得ない。
銘柄を選ぶときバフェットは自動車会社や航空会社の株には見向きもしない、
なぜなら〜、といったところには昨今のアメリカや日本の状況を見るに、
先見の明があると言わざるを得ない。余談になるが、この本を読んで
コカコーラがオリンピックのスポンサーになっていたり、
ビール会社がサッカーのスポンサーになり、莫大な広告費を注ぎ込んでいる理由がわかった。
5.0 実用的な本
バフェットの手法が現代の日本の市場でも通用するのかは正直よくわからないが、ファンダメンタルを学ぶ上でわかりやすく、ワークブックのように構成されていて、実用的だと思った。
特に、高ROEの企業を選び、純利益を内部保留して再投資する複利運用などは、僕自身が無知だというのもあるけど、目からウロコだった。

個人的に、もっとも参考になったのは、バフェットの相場に対するスタンスそのもので、
バフェットが発見した株の本質というのは、相場は「動物的本能が支配する世界」(p.14)であり、株式投資というのは、本能のなすがままになっている人から奪い取るゲームだということ。
if you've been in the game 30 minutes, and you don't know who the patsy is, you are the patsy.
(30分ポーカーをやっていてカモが誰かわかっていなければ、カモは自分だ)
という例えがバフェットの本にある。

だから、ファンダメンタルにおいても「本質の部分では」手法はそれほど重要ではないということだし(カモられないことがむしろ大切)
そうなると、投資と投機をわざわざ区別する必然性もなくなる。

バフェットは「割安株投資」という言葉自体、同語反復的だと言っている。
つまり、仮に投資が、優良な事業を探して出資するだけの自己満足的な経済活動であり、
投機が、上がる/下がるの50%に賭けるギャンブルだとすると、
どちらも同じように利益にはならない。
(カモにされる)
よって「投資」という概念を何らかの形で消化できないうちは話にならないはず。
(安く買う、という意味を理解できないうちは、利益とは無縁)

バフェットの奥さんは、みんなが白黒で見ている画面をバフェットはカラーで見ることができると言っていたようだけど、
それは結局、同じ分析をしても、そこから導き出される結論には雲泥の差があるということだと思った。

すでに相場から利益を上げていて長期投資も覚えたい人とか、バフェットの手法を基礎から学びたい人におすすめです。
5.0 消費者独占企業を割安で買う。
当たり前のことを当たり前にやりきれるか?どんな分野でもそうですが、何事にも惑わず自らの投資哲学を貫徹する生き方には学ぶところが多いと思いました。
2.0 良著だが日本市場ではほとんど使えない
理由は本著(原著)はあくまで米国市場を対象にしたもので、日本市場の特性が一切加味されてないことです。


1, 日本には世界ブランド力を持つ銘柄があまりに少ない。バフェット銘柄には致命的な欠陥。

2 日本企業で世界ブランド力を持つ自動車やゲーム機は、バフェットが最も嫌う開発投資重視分野である。

3 バフェットは高ROEを重視するが、日本市場においては高ROEが(長期的にみても)株価を押し上げないことが示されている。

4 バフェットは配当を再投資して富を増やした。
日本市場は歴史的にみても配当利回りが米国市場の半分で、さらに短期的な業績不振でもすぐ無配に転じる。


このように、バフェット銘柄の強みである低PER・高ROE・高配当のうち、ROEと配当について米国と日本に本質的な違いがあります。

さらにバフェットが主に投資した70〜90年代は、米国市場の成長率が今の日本市場と比べものにならないぐらい高いこと、BRICSがまだ頭角を見せていないことも重要なファクターです。


日本でバフェット銘柄を見つけても、成長率、配当の関係で複利マジックが使えず、30年投資でも良くてバフェットの数分の一(おそらく3〜5分の1)利益しか得られないでしょう。
さらにバフェット自身が指摘しているよう、長期保有ゆえ不況リスクを回避できず、元本割れすら覚悟しなくてはなりません。

バフェットは若い頃から師匠グレアムに目をかけられていた「プロ投資家」です。

我々一般人がそれなりの利益を出すには、バフェット流投資一本ではあまりにリスクが大きい気がします。

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