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天才たちの誤算―ドキュメントLTCM破綻の解説1998年9月23日、ニューヨーク連銀理事会室は緊迫した雰囲気に包まれていた。協議の席にはウォール街の大手銀行の全頭取とニューヨーク証券取引所議長、多くのヨーロッパ資本の銀行の幹部らが、ずらりと並んでいた。かつて巨額の利益を得て羨望を集めたが破綻した債券取引会社、ロングターム・キャピタル・マネージメント(LTCM)を救済する異例の善後策を話し合うために召集されたのだった。ロジャー・ローウェンスタインの新著『When Genius Failed』は、ニューヨーク連銀による先例のない対応と、LTCMの夢のような業績を上げた日々から劇的な破綻に至るまでを描いた、興味深い読み物だ。 天才たちの誤算―ドキュメントLTCM破綻の商品レビュー 分布曲線のの両端が細くなだらかだとは限らない[原書review]
パートナーに2人のノーベル経済学賞受賞者を含む最高の頭脳集団で構成されたヘッジファンドLTCMの劇的な盛衰のドラマを描いた秀逸な作品。アジアの通貨危機、ロシアの債務不履行に翻弄されるパニック状態の市場環境下で、過去のパターンのから未来を予測する数学モデルへの過信とEfficient Market HypothesisやRandom Walkへの盲信(仮説と事実を履き違える)に基づくポジショニングが、ことごとく裏目に出る様子、思惑の異なる主要銀行各行によるLCTM救済への道程の描写は、差し迫った緊迫感が伝わってくる。 市場の支配者「神の見えざる手」に挑戦した男たち
顧客獲得の為の行脚。自分たちの投資手法を理解しない投資家たちにトレーダーが吠える「あんたらみたいなバカがいるから儲かるんだ!」・・・正解。ただし皆が理解するまでは。長年の経験と嗅覚を売りにした「相場師」の独壇場だった当時のマーケットで数式を駆使して証券の理論価格を弾き出し、マーケットに理論値とのズレがあればその差を拾いに行く、、、今では常識と化した同一商品間裁定取引(アービトラージ)と呼ばれる手法は当時革命的であった。それは従来の相場師たちからすればゴミのような「誤差」に過ぎない、しかし自己資金を担保に借り入れを起こし投下資金を数倍あるいは数十倍にすればその誤差を数倍、数十倍にでき、極めて少ないリスクで莫大なリターンを得ることが出来る。当初は大成功であり名声を得た。しかし徐々に手法が知れ渡り競争者が参入し、今まで取りたい放題だった市場の「誤差」は瞬く間に埋められリターンは小さくなる。さらなる誤差を求めて不確定要素が極めて少なく確立した理論計算が通用しやすい先進国国債からターゲットを発展途上国、社債、株式へと移して行く。それらは不確定要素が多すぎ理論価格の算出には懐疑的だったが彼等はせざるを得なかった。当初の名声により莫大な顧客からの資金が流入中で、かつ顧客は当初あげた極めて高率のリターンを数十倍に運用資金が増えた現在でも等しく期待していたのだから。そして全ての市場参加者が彼等と同じ理論に基づいて行動したとき、理論が売りシグナルを出しても(皆が同じ行動を取るから)「カモ」になる買い手は現れず、市場参加者丸ごと引きずり込む「理論値を超えた」異常な変動を引き起こし、ファンドは崩壊する。 個人投資家の方は必読です。
LTCM破綻のノンフィクションとして、実に面白く、スリリングです。 金融ド素人が読むLTCM
LTCMにぬるい興味を持って関連本を探した結果、まずNicholas Dunbar著書の『Inventing Money: The Story of Long-Term Capital Management and the Legends Behind It』を先に読んでしまいました。これは頭脳のユルイ私には難しかった。著者自身も専門家なんですね。読者も専門的知識を持った方々なら堪能出来るのであろう、という感想でした。 ノンフィクションの良作。
LTCMの破綻というウォール街の醜聞を扱っている本書は 本の最新売り上げランキング - トップ10
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