不眠で悩まなくなりました
今までは、夜眠れないと「眠れない眠れない」と焦り、それでさらに眠れなくなる・・・というパターンに陥ることが多かったのですが、本人は「一睡も
できなかった」と思っていても、実際に脳波を計ってみると、大抵の人は眠れているのだと知って、実は私も眠っているのかもしれない、と安心しました。それから、規則正しくメリハリのある生活を送ることが、身体だけでなく、精神にもよいということを知りました。
眠りに関する雑学がたくさんわかるのも面白かったです。
文章も読みやすいので、夜眠れないときにちょっと読んでみることをオススメします。
眠りの悩みがどうやったら消えるのか書き忘れてる?
この本は、睡眠に関する問題で悩んでいる人々に何らかの処方箋を提供しようという意図で書かれたものではないようです。ですから、この本の中には、「このような症状...速やかに睡眠外来を受診したほうがよい」(p.77) のような記述が平気で出てきます。内容構成は、大雑把に言うと①睡眠についての科学的理解、②睡眠障害の内容、③気持ちよく眠るためにできる工夫、④気持ちよく起きるためにできる工夫、⑤睡眠研究の今後の応用、となっています。
私は、②では上に引用した表現を読んでがっかりしました。 そして、④の後半まで読むと、今度は笑ってしまいました。それは、よく眠り、良く起きるためには、早寝早起きの習慣をつけるのが一番でしょうというのが結論だったからです。 結局、難しい理屈はなかったけれども、親に散々言われてきたことです。(チャンチャンです。)
⑤では、例えば、睡眠促進物質が脳内に現れてくる時間や量を把握する事ができれば、交通事故や工場等での事故をある程度未然に防ぐ事ができ、効率追求にも役立つのではないか...というような将来の応用研究について紹介してあります。私が一番面白いと感じたのは⑤でした。しかし、この部分こそ最先端で、一般読者には不向きと考えたのか、ページ数は極端に少なく、不満が残りました。
まとめると、タイトルに期待して購入する人は失望するでしょうし、お金と時間の無駄です。
眠りについての研究に興味がある人には、入門書としてはいいでしょう。