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フラット化する世界(下)

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フラット化する世界(下)の商品レビュー

5.0 グローバル経済時代の必読書
『フラット化する世界』を読んで、中国とインドの台頭する21世紀の時代に、個人として、または日本経済が生き残り成長し続ける可能性を考える上で必読書です。

特に、下巻の「第7章 理想の才能を求めて 教育と競争の問題」「第8章 静かな危機 科学教育にひそむ恥ずかしい秘密」「第9章 これはテストではない」は、産業界と教育界、政治家の皆さまに、これからの時代を考える視点として価値のある文章だと思います。

21世紀の経済の未来を、世界的な視点で読める素晴らしい本です。
3.0 グローバリズムの華やぎの下で、、、
この本を読んだのは1年ほど前。
書籍を読む前に、なるべく著者の近著と周辺を調べるんですが、、?少々ネオコン色芳しい印象か...?
そんなコトを頭の片隅において読むことをお勧めします。
おそらくIT業界〜海外勤務(但しアテンド専任以外)等を経験した方は、ここで
書かれていることは容易に想像できる事ばかりなので、上巻は飛ばして良いと思います。

これから考えるべきは、この書籍でも指摘される教育や人材育成の問題かなぁ、と。
その考察に進む前に土台となる知識として読むのがお勧めです。
4.0 日本だから見えにくいのかもしれないけど
この本で書かれているような状況は、きっとおきているのだろうけど、一般の日本の生活の中では見えにくいのかもしれない。ただ、電化製品のにしても、中の部品で日本ものが、本当に少なくなってきているのを見ると、各企業はコーディネイター(シンセサイザー)なのかもしれない。言語に守られてきた日本は、もはや、仕事を渡すほうから、仕事をとられている側に回っているのかもと感じる本であった。フラット的に物を見ると、自分の仕事の中にも、関連する現象はおきていることが良くわかる。そんなこと、認識してくれる本だった。
4.0 世界の中のそれぞれの立場でのフラット化の影響について書かれています
上巻にひきつづき、フラット化する社会に関する影響についてかかれている。上巻では、フラット化自体の説明や要因について主に描かれていたのに対し、下巻は特に、フラット化に対する、1.アメリカ 2.発展途上国 3.企業 4.地政学 との関係について書かれている。若干、政治・宗教がからむあたりは、著者の意見も激しくなり、少しピンとこない部分もあったが、世界の中のそれぞれの立場でのフラット化の影響が詳細に描かれており、興味深い。
5.0 下巻要約
下巻では、世界のフラット化にどのように対応するべきか、フラット化
する世界に対応するために望ましい状態は何か、望ましくない状態は何
か、ということについて主に述べられている。

フラット化する世界では競争が激しくなるため、誰もが「無敵の民」に
なることが求められる。「無敵の民」とは自分の仕事が代替不可能な人
のことである。競争相手は世界各地にいる上に、人間だけとも限らない
のである。

この無敵の民になるためには、理想の教育が必要となる。理想の教育と
は、学ぶ方法を学ぶこと、好奇心をもつこと、人を好きになること、右
脳を進化させることの4つを学ばせることである。アメリカには、それ
に必要なものが理論上はそろっている。

しかし、実際にはアメリカは危機に瀕している。数学・科学・工学の分
野で十分な数の学生を養成しておらず、成功願望が低く、貧困層への教
育が行なわれておらず、教育予算が少なく、ブロードバンドのインフラ
に欠陥があるのだ。

フラット化する世界に適応するために国がすべきこともある。それは、
政治的リーダーシップを発揮し、雇用される能力を高めさせ、セーフ
ティーネットを整備し、グローバル企業を通じた社会改革運動を推奨し、
親の子育てを支援することである。

フラット化する世界で、発展途上国が実施すべき政策がある。まず世界
のフラット化と自国の結びつきについて自己観察することである。そし
てトップダウンの経済改革、卸売改革をし、さらに小売改革をすべきで
ある。ただ、文化が障害となることもある。

企業レベルにおいてのフラット化への対応も重要である。成功した企業
とは、フラット化にあわせて柔軟に変化した企業である。

世界のフラット化は、世界で最も重要な流れだが、世界は"まだ"フラット
化していない。第12章では、フラット化が頓挫する可能性について書か
れている。病気が蔓延している、世界のフラット化とは切り離された地
域がある。フラット化の恩恵を目の前で見ながら、それに関われない人々
が大勢いる。不満を抱えてテロに走る人々がいて、エネルギー危機もある。
これらは世界のフラット化を止める強力な要因である。

世界のフラット化とは、アメリカ文化一色に世界を染めることではない。
むしろ、ローカルがグローバル化するのである。グローバリゼーションは、
世界を「均質化するとともに個別化する」(p.326)のである。

そして、フラット化した世界は、紛争の緊張を緩和させることにもつながる。
グローバルなサプライチェーンに組み込まれると、戦争をしたくなくなる。
戦争の代償は、これまでの数倍になる。しかし、この理論は自爆テロリスト
には効かない。

最後に、著者はイマジネーションの重要性を指摘する。今では多くのモノ、
能力が日用品になっているが、イマジネーションだけは日用品化しないから
である。

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