捉えようによっては行動経済学の入門編みたいな本
人間は意外と経済合理性だけに従って生きているわけではない。人間は、いくつかの軸に従って購入を決めている。その軸が多様化しているから、売れる商品を作るために、企業は苦労している。経済というのは、理屈ではなく心で動いているなあということが分かる本だと思いました。2002年にノーベル経済学に受賞してから俄然注目されている分野である行動経済学の入門編であり、きっかけ作りにはよかったとおもいます。次は、多田洋介『行動経済学入門』でも読んでみようと思いました。これからは、面白いなあと思ったところを挙げます。
・数字(データ)は見方によってぜんぜん違うこと。データの持つ特性や見方について知らないと、数字にもてあそばれることになる。データをどう解釈するかということがポイントになるだろう。
・日本流はあくまで日本流であり、その常識は日本の中でしか通用しない。また、別の言い方をすれば、日本に参入している外国企業も、日本人のことを分かっていないと日本では通用しない。最近ではカルフール(フランスのスーパーマーケット)が日本から撤退するというニュースがでてきて、やはり、外国企業が日本の心をつかんでいないのかなと思いました。