商品の情報
ITとカースト―インド・成長の秘密と苦悩

ITとカースト―インド・成長の秘密と苦悩

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

ITとカースト―インド・成長の秘密と苦悩の商品レビュー

4.0 改めてそのスゴさを思い知る
インドと中国は世界で最も多くの人口を抱える国
=労働力の供給市場と潜在的な消費者市場となり得る国

というわけで、20世紀の先進国がグローバリズムという名の下に、新たな開拓に必死なわけだけれど、この2国には決定的な違いがある。

それは中国が何につけても「中央」と「一元化」を価値観の中心におく「単(uni)」の国であるのに対し、インドは全く逆に言語、民族、宗教、価値観といったものに何らの一貫性を持たない「多元的」で「複合的な(multi)」の国だということだろう。

そしてその価値観の基本となっているのが「カースト」だ。
これは小学生時代に社会科で習うことだから、何となく雰囲気はわかっていたつもりだけれど、改めてその「スゴさ」と結果としての「逼迫感」に驚かされた。

インドの将来をとても明るいと予測するのはあくまでも上位カースト、あるいはそういう人間たちとしかコンタクトをとらない外国人だけであり、その楽観視が必ずしも安定したものではないということに気づかせてくれる。
2.0 ヒンズー語ではなくヒンディー語としていただきたい、せめて。
農村まで取材に行ったりしている割には、上澄みをさらったような薄い内容。短い取材旅行の間では掘り下げようがなかったのか。
他のインド関連本では見られなかった真新しい切り口もいくつかみられるのに、根拠があまり示されずオジサンの酒飲み話のようにしか聞こえないのは残念。
細かい間違い(と私は思った箇所)も結構あり、途中から正直読むのが辛かった。
4.0 2010年くらいが賞味期限かも
本書は、インドに長年住んで参与観察を行った人類学の本でもなければ、各種の統計データや社会調査結果からインド経済を分析する経済学の本でもない。筆者が自ら認めている僅かなインドでの経験(たった3回短期取材をしただけ)と、他の書籍や調査から得た知識に基づいてインドへの感想を書き留めた程度のものだ。つまりは学術的な価値などはあまりないと思われる。しかし、入念な調査には時間が掛かるし、何よりも特定の側面にしかフォーカスが当てられない。それを考えると、現在の全体像を速報として伝える本書には、それなりに価値があるだろう。インドでは未だに結婚を親が決め、国内での浮気は難しいとか、インドのオリンピックでのメダル獲得数が極端に少ないとか、かつてはペルシャ系のビジネスが好調だっただけだが、昨今のITによる成長には初めてヒンズー教徒が関与しており、しかも、それがカーストの壁を崩す大きな力になっているなど、特にインドに注意を払っていなかった人には新鮮な情報も提供されている。
筆者は本書で多くの仮説のようなものを出しているが、いずれは、他の学者などがもっと精緻に分析することだろう。今インドに興味があり、今までにインドに興味の無かった人には本書は取りかかりとしてはお薦めだ。何よりも読みやすく、筆者の感じたインドの全体象を伝えてくれている。ただし、以前からインドに興味があり、すでに何冊もの本を読んでいる人、もしくは、2010年を過ぎて本書を見つけてしまった人には、別の本を調べてみることをお薦めする。特にインドの貧困問題や不可植民の研究では、良書が他にいくらでもある。インドは、あのアマルティア・センの研究フィールドでもあるのだ。
もっとも残念なところはITが表題にあるにもかかわらず、インド工科大学には言及されているがInfoSysやWipro、Tata Consultancy Servicesについての調査がされていないことだ。これらの会社の調査は、是非改めて行って欲しい。
4.0 インド成長の秘密
を読み解くために1つの参考にはなるのではないでしょうか。

ポイントは3つあげるとすれば
1.インドにおける宗教とカースト制度について
2.インドにおけるIT成長の要因について
3.インドが抱える問題点
です。
ITだからこそ、カーストの垣根を越えて成長ができるたという筆者独自の視点の他、他の方が書かれているように、上記のポイントに関連してインドがスポーツが弱い理由や、日本の教育は宗教・スピリチアルである点など、話のネタとして役立つ内容もあり、インドについてこれから勉強する方に限らず推奨できる本です。
4.0 農村まで足を運んだことに敬意を
数あるインド関連本の中で、著者自ら農村まで足を運び筆をとった点では大変評価できると思う(最近のインド本はどれも似たり寄ったりでエセもいたりするので本作の体当たり感がよかった)。

内容的には目新しくない部分が多いが、なぜインドはスポーツが強くないのかなど「へぇ〜」、うんちく情報として重宝するようなネタもあり楽しませてもらえる。

普段から日記をウェブで公開している人が書いた本ということで、文章の雰囲気がやわらかくスラスラと読み進められた。

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 1Q84 BOOK 1
おすすめ度: 価格: ¥ 1,890  通常2~5週間以内に発送
2位 1Q84 BOOK 2
おすすめ度: 価格: ¥ 1,890  通常2~5週間以内に発送
3位 ザ・トレーシー・メソッド DVD Book
おすすめ度: 価格: ¥ 2,850  通常2~4週間以内に発送
4位 天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  通常2~4週間以内に発送
5位 ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  在庫あり。
6位 赤ちゃんの脳を育む本 (セレクトBOOKS)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。
7位 忌野清志郎 ロッキングオンジャパン特別号―1951-2009
おすすめ度: 価格: ¥ 1,050  在庫あり。
8位 2‾3才からの脳を育む本―おうちで出来るカリキュラム満載 (セレクトBOOKS)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  通常4~8日以内に発送
9位 やめる力
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  在庫あり。
10位 ザ・十和子本
おすすめ度: 価格: ¥ 2,100  在庫あり。
こちらもおすすめです
カウンターから日本が見える 板前文化論の冒険 (新潮新書)
特捜検察vs.金融権力
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 1,470
在庫あり。
輸入学問の功罪―この翻訳わかりますか? (ちくま新書)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 756
在庫あり。
カジノは奴らを逃がさない!
価格: ¥ 2,310
通常2~5週間以内に発送
インド―目覚めた経済大国 (日経ビジネス人文庫)
おすすめ度: 4.5
価格: ¥ 700
在庫あり。