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2005年に”緑の時代をつくる”で木質バイオマス等に関して本を出した天野さんの森に関する(林業だけかな)第2作。 林野庁解体論をとらず林野庁を応援して森林国家日本を再生したいと言う立場を取っている。前作にもあるが、1兆8千億の借金は国庫から導入して再生を図ろうというものである。(他の無駄な公共事業を削ることで) そして、現状の問題点として 使用する木材の乾燥を化石燃料で行なっている。 木のまわりの材を「産業廃棄物」として処理している 足元に間伐を待っている森林があるのに、使用して材の八割が輸入品 戦後の拡大造林期に植えた木を中心に1000万haの人工林が育ち、使いごろになってきている、等を挙げて 世界で日本のスギが一番安くなっている一方、原油が値上がりして外材が輸入しにくくなってきたため、日本でも山から材を出す「社会システム」の再構築ができれば、林業が産業として蘇ることができるはず。 国民は「天然林を大事にする」と「人工林の間伐推進」の両方の視点をもつべき。 と主張している。 そしてそのためのシステムは「新生産システム」であり、路網整備(小規模な材の運び出し用林道)、森林組合の改革、森林の団地化(山林所有者間での有機的団結かな)、国内材での家作り(近所の山の木で家作り)等であると。 残念なのは「緑の雇用」「林業就業支援プロジェクト」などの先駆者の和歌山県知事の話が出てくるが、昨年暮れに逮捕されてしまった事だろう。 また田中淳夫さんの森関連の著作の中の登場人物が本書でダブっているのは日本の林業の裾野の狭さなのだろうか? さらに富良野の森を作った、どろ亀先生(高橋延清さん)の林分施業法の話は全く出てこないのは理由があるのだろうか?