|
商品の情報
四月馬鹿の商品レビュー 地面がいらない心臓を吐き出して、また泥の中にのみこんでいるように感じられた
主人公イヴァン・ドリナルは1948年4月1日クロアチアのニゾグラートに生まれます。この年にユーゴスラヴィアはソ連を盟主としたコミンフォルムから追放され、独自の社会主義国家としての道を歩みだしました。主人公の人生とともに、チトーのもと「友愛と統一」のスローガンによって異なる民族集団と共に生きる社会を探し求めたユーゴスラヴィアへの追悼が語られます。幼少年時代から人生のすべての期間を通してイヴァンの精神状態は絶頂から深淵までやたらと振幅が大きいのが特徴です。まさに天国と地獄。それが単なる比喩ですまないところが面白いところです。それは写実性と象徴性で揺れ動く叙述スタイルにも言えることです。ユーゴ/クロアチアとイヴァンをユーモアたっぷりに愛情で包みこんだと思ったら辛辣に切り込み裁断したり、時にリアルに時にシュールに物語が綴られます。 本の最新売り上げランキング - トップ10
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||