J. R. R. Tolkien の想い描いた世界
~これは父が海外出張のお土産として買ってきた物でした。
自分にとって、お土産としての有り難さも然ることながら、ホビット達の住む世界について掘り下げて知る事を可能にしてくれる一冊をもらえた事は非常にうれしい事でした。当時(今も大して変わりませんが)内容を読み解くに足る英語の語彙力が無く、かなり時間をかけてしまいましたが、世界の創造から~~指輪戦争の終結までのあらましを知る事ができました。
主な登場人物、場所についての記述も十分にしてあり、件の映画「The Lord of The Rings」(2001, 2002,~~ 2003)で描かれた指輪を巡る冒険についても十分な知識を得る事が可能です。
さすが百科事典と冠するだけの事はあるなぁ、と唸らせられます。
どうやら、「トールキン指輪物語事典」として日本語化されているようです。
わざわざ英語版を買うにはそれなりの理由が必要でしょう。
日本人としては日本語版「Tolkien: The Illustrated~~ Encyclopaedia」を強く推しますが、原本にも同様の価値が含まれています。~
「指輪病」の人には必帯
指輪物語事典というより、「中つ国事典」といったほうがいいだろう。「ホビットの冒険」や「シルマリルの物語」も含めて、中つ国の歴史、地理、社会、動植物、登場人物を縦横に解説している。しかし普及版なので、地理の地図とかカラーならもっと良く分かったろうに、という部分が散見される。これを片手に指輪物語を読むのはお勧めしない。よけい混乱するだけである。(というのが私だけだったら御免なさい)なにしろ指輪物語にも出てこない様々なエピソードをここでは解説している事が多いからだ。むしろ指輪物語を読んだあとで、この詳しい歴史を読んだり、映画で描かれる以前の世界である豊富な挿絵を鑑賞するのはとても楽しいものになると思う。
内容は非常に豊富である。「指輪」の「影響」を被り、もはや直る事はない「指輪病」である、と判断されるような人には必帯である。
トールキン学の教科書
この本はトールキン氏が書いたファンタジーの固有名詞や歴史をわかりやすくまとめたものです。トールキンといえば、「指輪物語」が有名ですが、ほかにも「シルマリルの物語」や「ホビットの冒険」があります。それらを含めて、すべてに使える事典ですから、かなり便利な代物です。ただ固有名詞が列挙してあるので、トールキンの作品にまったく触れたことがない人には意味不明かもしれません。とくに「指輪物語」を読破してから読むのがオススメです。
「中つ国」神話学
「指輪物語」の人物や地名など、詳しい解説が書かれています。「指輪物語」中には登場しなかった事柄なども補足して書かれているので、「指輪物語」を理解する上で、とても便利かと思います。
というか、「指輪物語」事典の範囲を超えて、「中つ国」神話学といった感じです。この本一冊に、様々な神話が含まれているので、とても読み応えがあるはずです。人物や地名は、ジャンルごとに五十音順に並べられているので、「指輪物語」を読みながら、パラパラと見ていくのもいいかもしれません。