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迷信やしきたりが多く残る閉鎖された村で突然起こった憑物騒動、そして神隠し。 対立が続く、村の名主の息子と憑物一家の巫女、そして推理作家の目を通して出来事が語られる。 次々起こる怪奇現象は、読者の背筋をぞっとさせ、まるで不気味な視線が自分を見つめているような錯覚さえ覚える。 物語が進むにつれて、不気味さはどんどん増していき、先が闇に取り込まれそうな感を受けたが、最後のストーリー展開は何ともいえなかった。 しかし、謎が解き明かされた時残るのは、更なる恐怖
面白い!分野もホラー的民族学をベースにしてるし今までなかったのでは? 雰囲気十分!読みながら主人公の気分で閉鎖社会(小野真由美「黒祠の島」の感じ)で起きる不可解な事件を味わえます(その代わりに主人公の個性がやや薄いかも)。 そして最後には本格も味わえるという上手い作品!( 章の作り方に賛否があるかもしれませんが) 民族学と本格が上手く融合した作品。 今世紀登場した本格作家では加賀美雅之氏と双璧なしてると思います!作品も一番(07末現在)ではないかと思います。 主人公の個性は負けますが、京極堂の民族学版に近いです。
作者の以前の作品である「蛇棺葬」「百蛇堂」と同系列の作品。直接的にではないが、作者の以前の作品の登場人物や触れられていた人物も登場している。 ホラーミステリーであり、この作者が得意とするテーマではあるのだが、話が盛り上がるたびに視点が変わり、なんだかテレビでドラマが面白くなってきたところでCMを入れられたような気分になる。 また、以前は「家」が中心だったのに対して、今回は「村」が中心となり登場人物が増えたためか、個々のキャラは希薄である。 しかし、ホラーミステリーとしては、決してつまらない作品ではない。 作者なりの世界を構築しようとしている点に好感がもてるし、何よりも良く考えられて伏線が張られている。 少なくとも、ムチャクチャなことを書いて「メタミステリ」と称する最近の作品群よりははるかによい作品である。 「蛇棺葬」「百蛇堂」のファンならば、読んでも決して損はしないと思う。