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漫々快々―みんなのマンガがもっとよくなる (Comickersテクニックブック)

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漫々快々―みんなのマンガがもっとよくなる (Comickersテクニックブック)の商品レビュー

5.0 構成・表現に悩む方向け。
本書は『どうすれば効果的に読者へ表現できるのか』に重点を置いているものです。
著者が丁寧に投稿作品を添削し、比較しながらわかりやすく解説していく内容になっています。

個人的に、プロに求められるシビアな部分に『う〜ん、なるほどなぁ〜;』と考えさせられました。

作画についてはほぼ言及されていないので同著者による『快描教室』など、
別途必要に応じて購入されたほうがいいと思いますよ。

構成やコマ割・表現に悩む方は是非一読されることをオススメいたします。

4.0 これ一冊だけでは・・・。
菅野氏によるマンガ教本シリーズ三部作の真ん中にあたるもの。
私は3作目に当たる「漫画のスキマ」を読了後、購入して読んだ。他のレビュアーの方も指摘している通り、「〜スキマ」に比べると、添削形式の本なので、実例がある分、解りやすいとはいえるかも知れない。
ところで漫画というジャンルに限ってだけいうと、「〜入門」とタイトルのついた本には使えるものが殆どないというのが情けないことだが、現状である。
手塚治虫のような大家の書いたものからしてそうだし、石ノ森章太郎、藤子不二夫、竹宮惠子、里中満智子といったお歴々の書いたもの全て駄目である(ついでに言っておくと、本書の版元である美術出版社から出ているマンガ関連の技法書も殆ど駄目。「マンガ基礎テクニック講座」とか姉妹版の「スーパーテクニック講座」とか、未だに刊行されているが、はっきり言って金の無駄である。マンガの描き方を教えるというより、マンガっぽい絵のカタログのような内容だったり、単に道具や用紙の説明、プロの漫画家の苦労話などが載っているだけで、実用性は全くない)。これらの入門書に限っていうと、実情は漫画家の養成書というより、漫画家のアシスタント養成書といった方が妥当な気がする。
これらの本の著者は読者にマンガを描けるようになってほしいなどとはさらさら考えていないことは確実である。
ページを開いてみれば一目瞭然だが、ペンの使い方、用紙の選び方、集中線の引き方、トーンの張り方(これらは全てアシスタントに要求される技術である)などが主だった内容であり、コマの割り方については一切触れていない。
ペン入れ、トーン貼り、カケアミなどの細かい技術は自分の考えたストーリーを、鉛筆できちんと描けてから要求される技術である。これを本末転倒といわずして、なんと言おう?この部分に関して、自身のテクニックやコマ割り(紙面構成)の極意を語った漫画家はただの一人もいない。これはそうした紙面構成のテクニックなど教える気がさらさらないことの明白な証明である。次作に当たる「マンガのすきま」のレビューに「頭でマンガを理解したい人向き」などという馬鹿なコメントを寄せている人間がいたが、セオリーのない創作などはないということも分からないのだろうか?マンガに限らず、小説でも映画でも、およそ創造的な作業というものは全て高度に知的な作業である。感覚や直感などだけに頼って成立する行為ではない。
残念ながら、本書も漫画のセオリーをきちんと説明してはおらず(というより、する気がないのか?)、これ一冊だけ読んで漫画の極意が掴めたなどという人はただの一人もいないだろう。ただベテラン諸作家のいわゆる「入門書」に比べれば、実用度は幾分高いとはいえるかも知れない。
今現在の時点で、公刊されている類書の中で際立っているものを挙げるなら、やはり夏目房之介氏による漫画論の著作、中でも別冊宝島より出された「マンガの読み方」ぐらいのものだろう。疑問に思うなら、今は廃刊になっているが、古書ならヤフオクなどで手に入るので、一冊手に入れて読んでみるといい。目から鱗が落ちること受け合いである。(夏目氏の著作の中では、その他には手塚治虫に関する研究書や講演集などがお薦め)。菅野氏が出版した3冊の教本の最終作(?)に当たる、「マンガのスキマ」では夏目氏の仕事に追いつき追い越せとばかり、「視線誘導」に関しての詳しい言及が読めるが、正直な話、夏目氏ほどマンガの構造原理を的確に言葉で説明できないため、徒に難解に堕している感なきにしもあらずであるけれども(秘奥義などと、大それた副題を付けているわりにはね〜。でも視線誘導がマンガの「てにをは」なら、それを「秘奥義」にして来たマンガ界って一体何?)。
マンガのコマ割りに関して悩んでいる諸兄にははっきり言っておきたいのだが、マンガには言葉で箇条書きにできるほど、はっきりした理論が存在する。
マンガには大雑把に少年マンガと少女マンガがあるわけだが、少年マンガのコマ割りは概して一義的であり、少女マンガのそれは二義的あるいは多義的なものである。
少年マンガのコマの並べ方は平面的であり、間白とよばれる決まったサイズの枠線に挟まれた空間の間に、等間隔に並べられるのが普通だ。ここでのコマの動きは水平方向を目指している(左右上下)。
一方、少女マンガのコマ割りは垂直的なもので、これは重ねゴマとか枠なしゴマとよばれる特殊なコマ配置によって達成される。夏目氏はこれをアニメのセル画と背景画を重ねるような構造と書いているが、この考えをさらに一歩推し進めると、その構造はコマ自体がコマの中に描かれる絵より先に紙面上で前進後退に似た運動を行うことを意味している(少年マンガの場合はコマそのものは秩序を保った配列のまま、コマの枠線内で絵がアップになったり、ロングになったりする。言い換えればコマそのもの、或いはコマ内の絵の縮小拡大によって、類似した効果を得る)。
本来、枠線によって仕切られるコマが重ねて配置されるということは、そこに手前と奥という垂直構造が発生することであり、これは運動のベクトルとしては上下左右という二次元上の動きに奥行きという三次元の要素が加えられることを意味している。舞台上で俳優が前へ出て来たり、後ろへ下がったりする光景をイメージすると解りやすいと思うが、コマ自体がこれと同じ動きを行うのが少女マンガの基本構造だ。コマの中に描かれる絵に先行する形で、コマ割りの段階で奥行きが生じるのだから、少女マンガの紙面構成は凝っているといえる。言い換えるなら、絵画表現が基本的に持っているパースペクティヴの力をコマ配置によって具現化したのである。少年マンガが行っていた水平方向の運動に加えて、垂直方向の運動を加味したのが少女マンガの基本構造(水平のみの少年マンガに比べて垂直が加わるので運動としては二義的になり、少女マンガに慣れていない読者は、余計な作業が一つ増えるわけだから、読みにくいと不平を漏らす)というわけだが、こうした記述を行っている理論書というのには殆どお目にかかったことがない。
もちろん少年漫画にこうした垂直的な運動が全く欠落しているわけではなく、少女マンガのように、重ねゴマなどという凝ったテクニックを用いずとも、コマ自体の拡大縮小、コマ内の絵の拡大縮小だけで十分事足りると考えているのかも知れない。ただ少女マンガの方がこうした垂直的な運動に関して、より自覚的であるとはいえると思う(先述の夏目氏は、少女マンガ特有の技法に対して否定的で、あんな装飾的なことなど・・・と以前テレビのマンガ夜話の中で口を滑らせている)。
自動車のエンジンを設計する技術者で、エンジンの基本的な仕組を理解しない者はいないと思うが、マンガに関しても同じことが言えるのではないだろうか?
4.0 30代の時って誰でも説教したくなるんだよねー
自分の経験とかhow to とか苦労話とかしたくなっちゃうんだよねー自分のやってきた事が立派に見えちゃうんだ。俺は商業ベースでこれだけ苦労した。とかだからhow to  本とか出しちゃうんだよねーもうマンガの時代が過渡期で最盛期を過ぎてるのはたしかだよ
あんまり威張るなって感じかな 今小説how to本もよく出てるけど、どちらもあまり好感が持てない気がする
5.0 おもしろい漫画を描きたい人へ
この本の活用術は二つある。

一つは、自分の描いた漫画のネームを、更にパワーアップさせるのに使える。
自分では完璧と思っていたネームを、この本を読んだ後に見直すと…
欠点が出て来る、出て来る。ホント、プロの編集者の代りになる。この本。

二つ目は、商業誌の漫画の、見る目が変わるという事。
プロの漫画家が、如何に読者を「俺の漫画の世界に、引きずりこんで込もうか」
という工夫が分かる。
(ただしすべての漫画が、この本の手法通りに漫画を描いているわけではない)



「漫画の参考書を読んだぐらいで、漫画家になれるんなら苦労しねぇよ!」

と思った人ほど読んで欲しい。
この本は、自分の産んだキャラやオリジナルティを、生かすために必要である
と思う。


最後に「まんまんかいかい」という題名は恥ずかしい。
本屋のお姉さん相手に、取り寄せ予約の手続きできねぇよwww
アマゾンって便利ですなぁ。
5.0 オススメです。
 本書最大の魅力は、主観にとらわれがちな自分の作品を見直すときの参考になることです。視線の流れ、背景を描く、空間のバランス、ネタを削り、コマを整理する、ストーリーレスの解消、作品が読者に与える感情の流れ、などなど。投稿作品と手直しをしたものとを見比べることができるので説得力が違います。また投稿作品にありがちな点や陥りやすい点もそのつど指摘。個人的には、ネタを削り、コマを整理することの重要性に深く感心させられました。

 これはためになります。

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