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故落合正勝氏の名著中の名著。ファッション業界は売らんがために、色々な仕掛け人が、様々な罠を仕掛けて「流行」を作り出し、市井の人々を誘惑し、一時の流行の為に無駄な投資をさせる。しかし元来、男の着こなしの根幹はクラシックであり、定番なのである。全てにはルールがあり、それを踏まえた上での「遊び」があるのである。日本のビジネスマンの多くは靴をあまりにも軽視し過ぎている。一見、足元は目立たないようだが、実は最も重要で、最も他人から見られている。何も高級靴を履く必要はないが、スーツ姿に餃子の様な形をしたローファーや、手入れを怠った靴など論外である。氏はその事を解いている。そして、次に目に飛び込んでくるのがネクタイである。ネクタイは発色が命でピンドットが基本である。しかし、日本人のビジネススタイルでは他のアイテムに予算を割く傾向にあり、ただ首から無意味にぶら下がっている柄付きの紐になっているのが現状である。特にこの二点がスーツスタイルを決める重要アイテムでありながら、最も軽視されたアイテムに成り下がっている事に対する危惧が記されている。ビジネススーツを着て10年以上経つが、この二点は他人から本当によく見られている。若いビジネスマンの方々はこの本を良く読んで、立派なビジネスマンになって欲しいし、年配の餃子靴を履いて、意味不明なプリントタイを締めている諸先輩方も、この本から、もう一度基本を見直して欲しい。会社お洒落をしに行く場所ではないが、基本に立ち返った着こなしを意識する事で、その人に精悍な印象を与え、ビジネスパワーを宿らす事となるのである。人間関係は第一印象でほぼ全てが決する。よく結婚情報などで、自分に対するケアを怠る人に限って「人を見た目で判断しない人募集」などコメントする人がいるが、人は見た目で判断されるのであり、それを怠る人は自分を「引き算」しているのである。
今の日本の男性・女性のファッションセンスは、無茶苦茶! 着こなしもセンスもあったもんじゃありません! 私も自分の父から教えられた着こなし術を、忘れかけていましたが、この本で思い出させられました! 特にセンスの欠片もない若い諸君には、一読してもらいたい本です!!
基本を知ると、スーツを見る目が養える。 購入にも迷いが少なくなる。 文句なしの星5。
落合氏の著作は「男の服装 お洒落の基本」、「こだわりの服装術」に続いて3冊目ですが、お洒落の初心者の小生にとっては本書が一番わかりやすく、ためになりました。 最初の2冊はどちらかというとエッセイ風で読み物としては面白かったが、お洒落の上級者向けの感覚的な部分があり理解が及ばないところが結構あった。一方、本書は基本的なところをきっちりとわかりやすく教えてくれます。例えば最初のスーツ編ではゲルマン(英国)、ラテン(フランス、イタリア)、アメリカという三大潮流の違いを詳述して全体感を押さえた上で、クラッシクスーツのラペル、ボタン、ズボンといったパーツについての解説があり、わかりやすいし納得感があります。 スーツに続いて、靴、シャツ、ネクタイ、靴下の順に基本的なことから具体的な着こなしについて体系的に説明があります。例えば靴に関しては靴の種類、靴紐の通し方、ネクタイに関しては選び方、手入れ方法、結び方などが具体的に図入りで説明されておりどれも非常にわかりやすく参考になりました。 落合氏に関しては他の方の感想を見ると結構厳しい批判もあるようなので、書いてあることをすべて鵜呑みにすべきではないかも知れませんが、少なくとも本書に関しては男のお洒落の基本を学びたい人にとって手元に置いておいて損のない一冊だと思います。
今まで何気なくスーツを着ていましたが、これを読んで考えが変わりました。 流行に流されるのではなく、それぞれの役割や存在意義を考えてコーディネートする必要があるのかなと。とは言ってもそこまで難しく考える必要はなく、基本を押さえた上で自分なりにアレンジしていけば良いと思います。 これから就活を始める方や、入社を控えている方にも是非読んでいただきたいです。