日本は変われるか
ウォルフレン氏が「日本/権力構造の謎」を出して衝撃的な
デビューを飾ってから、15年が過ぎた。その間、氏は著作の中で日本のあらゆる階層、官僚、政治家に
呼びかけてきた。「こうすれば日本は変わることができる」と。
しかし、各個人では氏の呼びかけに反応しても、組織としての
日本は相変わらず変わる事はなかった。
本書では世界において日本が「アメリカの属国」ではなく、一人前の
国家(ステート)として扱われる為にはどうすれば良いか、
その中長期的な背策を述べたものだ。
その軍事力とは裏腹に世界からの敬意を失ったアメリカ、台頭する
アジアパワーとEU、これ等を見据えて日本が採るべき選択肢を
極めて真っ当に書いている。
歴史とは必然的に流れていくのか、あるいは政治の中枢に居る人達に
よって歴史が作られて行くのか、尽きない議論があるが、
過去何度も日本が危機を潜り抜けてきたように、日本の為政者たちが
賢明な選択をすることを願ってやまない。
内から変える
核を持たぬ日本の立場は,アメリカ,ロシア,中国という三つの身勝手な大国に
挟まれた小国,というのが現実的な見方である.
核を持ち,過去には大国の地位を築いたイギリスやフランスですら,
今後はEUという枠組みなしに上記の三国と伍して行くのは難しくなって行くに違いない.ウォルフレン氏の主張を私なりにまとめると,
現在の日本の対米追従の外交姿勢はもはや時代遅れになっており,
軍産複合政策が暴走しているアメリカとは少し距離を置いて
批判すべきところは批判し,同時に中国,ロシアとの関係を改善して
勢力均衡外交を展開すべし,ということになるだろう.
もっともな主張であるが,現在の対米追従の外交姿勢を方向転換しようとすれば,
アメリカとのシビアな衝突は避けられないだろう.
また,「対米追従をやめるべし」という勢力が日本国内でその数を
増やしはじめると,米国はすぐさまそのような勢力の力を削ぎ,
対米追従的なリーダーが政権を取るようなキャンペーンを展開しはじめるはずである.
(現在,すでにそうなっているという見方も可能かもしれない)
つまり,日本の外交姿勢を変えることはリスクが大きいだけでなく,
成功の確率も小さいとみるべきだ.
今,日本人がなすべきことは,アメリカ政権内に
日本人が理想とする平和主義を実現するような勢力を作り出すことである.
アメリカ合衆国のような巨大な勢力は内部から変えるしかないのだから.
中国対策,ロシア対策もしかり,である.
やや具体的な方策としては,
アメリカ合衆国の場合は,キリスト教右派に平和主義を
主張させることが肝要である.
中国では,平和思想の徹底的なプロパガンダを行うべきである.
墨家の思想を利用するのも一つの有力な手となろう.
ロシアの場合もロシア正教を利用するのが一番効果がありそうだ.
内から変える
核を持たぬ日本の立場は,アメリカ,ロシア,中国という三つの身勝手な大国に
挟まれた小国,というのが現実的な見方である.
核を持ち,過去には大国の地位を築いたイギリスやフランスですら,
今後はEUという枠組みなしに上記の三国と伍して行くのは難しくなって行くに違いない.ウォルフレン氏の主張を私なりにまとめると,
現在の日本の対米追従の外交姿勢はもはや時代遅れになっており,
軍産複合政策が暴走しているアメリカとは少し距離を置いて
批判すべきところは批判し,同時に中国,ロシアとの関係を改善して
勢力均衡外交を展開すべし,ということになるだろう.
もっともな主張であるが,現在の対米追従の外交姿勢を方向転換しようとすれば,
アメリカとのシビアな衝突は避けられないだろう.
また,「対米追従をやめるべし」という勢力が日本国内でその数を
増やしはじめると,米国はすぐさまそのような勢力の力を削ぎ,
対米追従的なリーダーが政権を取るようなキャンペーンを展開しはじめるはずである.
(現在,すでにそうなっているという見方も可能かもしれない)
つまり,日本の外交姿勢を変えることはリスクが大きいだけでなく,
成功の確率も小さいとみるべきだ.
今,日本人がなすべきことは,アメリカ政権内に
日本人が理想とする平和主義を実現するような勢力を作り出すことである.
アメリカ合衆国のような巨大な勢力は内部から変えるしかないのだから.
中国対策,ロシア対策もしかり,である.
やや具体的な方策としては,
アメリカ合衆国の場合は,キリスト教右派に平和主義を
主張させることが肝要である.
中国では,平和思想の徹底的なプロパガンダを行うべきである.
墨家の思想を利用するのも一つの有力な手となろう.
ロシアの場合もロシア正教を利用するのが一番効果がありそうだ.