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新書らしく地味な装丁だが、その内容は品格溢れる仕事の本。 これから社会に出る学生や新入社員なら、ぜひ読んでおきたい。 中でも第2章の「できるビジネスパーソンになるために」と 第3章の「仕事力をいかに高めるか」は全世代の方におすすめ。 構成が「大見出し」「小見出し」「主張」という流れで読みやすく、 理解しやすいのも良い。
納得のいく内容が多い。ただ、偏見やアンバランスさを感じる意見もあった。 例えば、 ・「どんな仕事であっても、頼まれることをいやがってはいけない。」と言っているが、頼む側に問題があれば、うまく利用されるだけだと思う。 ・「仕事に夢中になれないのは、仕事が本当に好きなところまで至らないからだ。」と書いているが、上司の仕事の与え方や仕事の内容にも問題がないのか、考える余地がある。 ・"性格の不一致などという理由で離婚する夫婦が多いが、性格など一致しないのが当たり前である。それは単なる方便でにすぎない。”と決めつけている。仕事と家庭とどっちが大切なの?という言葉をよく耳にするが、答えが必ずしもあるものではない。こういう性格の不一致だと思われる不満が原因で離婚する夫婦は実際相当数いると思われ、けじめのない言葉やけじめのない行動によらない離婚は方便ではなく、他にもよく起こっているように思われる。 なぜ著者はそう思うのかよく自分の頭で考えることが大切だろう。 そうすれば、正しい取捨選択ができ、学習の質があがるように思う。
著者自身が言っているように、 この本は奇をてらって書いているものではありません。 ただ、こういうごくシンプルなことが、 シンプルなまま伝えられる本はそうないなと思いました。 読後、いい友だちと相談したような爽快感があります。 そばに置いて、何度も読み返すのもいいかもしれません。