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トヨタの上司は現場で何を伝えているのか (PHP新書)

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トヨタの上司は現場で何を伝えているのか (PHP新書)の商品レビュー

3.0 概念的or精神論的
 若松氏が書かれた本を直前に何冊か読んでいたこともありますが、説明が概念的で具体性に欠けているように思われました。 また扱っている事例も、「あそこに書いてあったことを見方を変えて書いているな」と思える部分がありました。 よって若松氏の同種の本をすでに何冊かよまれた方には、物足りないかもしれません。

 また、トヨタトヨタと最初から最後まで連呼されていたのは、トヨタの現時点の決算状況や、収益改善にトヨタが真っ先に行った行為を見ると一部乖離していると言わざるを得ず、ちょっと目ざわりでした。
5.0 トヨタとGoogleの類似点
本書を拝見して思ったことは、

「トヨタとGoogle、そして一流経営コンサルティング・ファームは似ている」

ということである。

HBS等が80〜90年代にトヨタを勉強し、それを一流コンサルティング・ファームが世界中の企業に売り込んだ。その後に、大学ベンチャーで非常に優れたアイディアと技術を持った若者がオモローなシステムを開発し、その企業の拡大をコンサルティング・ファーム経験者やIT企業経験者が支援した。それがGoogleである。

本書に書かれており非常に重要なことで、Googleが実践している(らしい)ことは以下である。

1. 将来を予測するのは困難のため、とにかくやってみる(トライアンドエラー)
2. 手を汚すような現場の仕事をする

Googleではシステム運営という地味な作業を一流のエンジニアが行い、実際に何が問題であるのかについて知るという現場主義である。成果が出るまでには時間がかかるため、少しでも早い段階で取り組むことが重要である。そのため、トライアンドエラーという文化が根付いている。ただ、Googleでは失敗に対してどのように扱っているのかは分からないが、トヨタでは失敗を共有するために、失敗に関するデータを残し、共有化を徹底している。ラインを止めてまで問題点を洗い出すというのもまさに失敗の共有化のひとつの方法である。

本書を「ふんふんと」読んだ後に、どれくらいのことをあなたは実践できるだろうか。おそらく、10%もできれば良い方ではないだろうか。なぜなら、多くの人が何気なく考えてしまう思考方法とは真逆だからである。


また、トヨタは小さな改善のチャンピョンとして言われることが多いが、根本的な改善を考えることを非常に重要視している。その発想はPanasonicでも同様であり、ある日突然「この製品の製造コストを3割カットね」と軽いノリで言われ、現場が既存の考え方を捨てて、新しい考え方で取り組み、気が付けば3割カット以上をサクッと実現するという結果を生んできたのである。

トヨタとPanasonicは似ており、Googleとも似ている。そして言えること。

トヨタはお金が全くない頃から、莫大な投資をしていたということ。つまり、あなたの企業で「うちはお金がないから投資なんてとても・・・、トヨタさんは別格ですから」と言うのは、単なる言い訳なのである。
5.0 人が人を引き上げ育てる トヨタ
会社の強みは 何といっても 人材にあるのではないか

人材を ”財” にする言葉がいっぱい詰まっている。

言葉を発しても 相手に伝わっていなかったら ただの掛け声に過ぎない。
言葉と行動が実践されて 初めて現実となる。現実から また 言葉が生まれる。

 アイデアの賞味期限は短い。しっかりやれではわからない。段取り八分ができるには・・など

若松氏がトヨタでの経験をもとに 人材が⇒人財に なる言葉をわかり易く説いた本です。
4.0 世界のトヨタの強さの秘密
トヨタ自動車工業の元副社長大野耐一氏のもとで「トヨタ生産方式」を身につけ、実践し、トヨタ以外の企業にも普及を図った若松義人氏による一冊。

トヨタは世界最大の自動車メーカーになろうとしている今でも、なぜ成長を続けられるのか?
そこには始祖・豊田佐吉、創業者・豊田喜一郎の残した意思・言葉があり、それを受け継ぐ文化がある。

これだけ大きな会社になればどこにでもカネをかけてやっているんだろうと思われがちだが、その根底にあるのは「人を育てる」ことにあるという。
現場の社員が自分で考え、問題を改善できるようになること。問題があることは改善し、伸びる余地があるということ。など世界のトヨタの強さの秘密が地道な努力の積み重ねにあることがわかる。
4.0 如何に人を育てていくのか
「如何に人を育てていくのか」
内容は一言で表すとこのようだと感じます。
トヨタ流の自己啓発本です。

トヨタならではの名言がふんだんに使われています。
人とはこのように育てていく、育っていくのだと分かります。
トップの利益を上げ続けているだけのことはあるなと感じます。
考えることを常に続けていかないと成長していかないということが痛いほど分かってしまいました。
いいところは素直に真似する。ただし、同じことをやったのでは意味がないからさらにひと工夫したものになるように改良する。それを繰り返し続けていくことがパフォーマンスの維持・向上に繋がっています。
ただ、ここまで優秀な人ばかりを作り続けることによってはっきりと社内で格差ができてでしまうのではとも感じた。
自分の努力次第で現場の作業員から社長にまで昇格することができる反面、考えることをしない人、考えることをやめた人はどうフォーしていくのかと考えてしまう。
大企業で社員数が膨大なだけに人材は貴重だという主張していながら考えるのは上層部だけというようで多少矛盾を感じた。
常にポジティブに前を向いて働くことが大切だということは簡単なようだが非常に重要だと言うことを再度感じた。

とても勉強になる読み終わって納得がいく一冊でした。

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