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「人間嫌い」のルール (PHP新書)の商品レビュー そんなに理屈をこねなくても ・・・
良くも悪くも哲学者の書いた本だなぁと。 物足りない
本書一冊が出来上がる過程では、そもそも著者の人間嫌いを理解し、了解し、受容してくれた人間がいて、関係者との共同作業のたまものであり、それに共感しうる読者を想定していたからであって、人と人とのつながりを抜きにしては成り立たないものである。共感を強制される人間関係に辟易する心情には、それこそ強い共感を覚えるし、現代社会の問題点の指摘には納得できるものがあるが、解決方法としての「人間嫌い」は非常に一方的で、常人には参考にならない。むしろ著者が忌み嫌う、自分で考えようとしない人たちの格好の逃げ口上として、本書が利用されないか危惧する。「やりたくないことはしない」、「したいことは徹底的にやる」という著者が、最近香山リカと共著を出しているようだが、それが自称人間嫌いとして「したいこと」の範疇に入るのであろうか。ただ問題提起には鋭い視点があり、星2つとした。 低俗な腑抜けども
昨年の流行語(とされている)「KY」や、主に職場で暗黙の了解で求められる「なかよしこよし」「馴れ合い」に辟易し、「なんと下らない(↑タイトル)」とぐったりウンザリしていた時に出会った一冊。おそらく世間で「傲慢で生意気」なだけの自分は、闇雲に敵意の眼差しを人様に向けているだけであり、つまりは筆者いうところの「善良な市民」。拳を高らかにあげながら反省し、また却って混沌とした渦の中に落とされた気分になりましたが、「大丈夫、あなたはきっと報われる」的な自己啓発本よりも(極論ながら)よっぽど「親切」な一冊と感じています。 厭世観の発展形?
著者の作品のほとんどには、厭世観が漂っている。本作品も例外ではない。 中途半端な処世術
著者の本は何冊か読んだが、これはあまり面白くなかった。人間嫌いな人のための中途半端な処世術という印象で、あまり本音で語っていないような感じがした。著者の魅力は他の人生論の本にあるような、いかに他者と上手くやっていくかや、家族や友人の大切さを説いたりするものではなく、それらを全否定して孤独を貫くような独特のものであったような気がする。また手紙を送ってくるような熱心な読者は最も嫌いであると公言し、読者をも嫌っている徹底したものであった。それがこの本では人間嫌いを隠して要領よく世間と付き合っていきなさいと指南しているように思える。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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