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幸之助さんが大企業病に陥りそうになっている社員に対して発破をかけるための言葉から取られたものではないかと思われる。だが、会社に寄らず現在の苦しい時代における「ものの考え方」を教えてくれる本だと思う。 不況に陥って先が読みにくい世の中になり、会社の業績に連動して給料や自分の処遇が変わる。今までは会社が苦しくても自分の給料や地位は保証されていたが今の会社員は以前にも増して不安が高まっていると思われる。幸之助さんはこの時代にも通用する法則を教えてくれる。 高い志を強く持って日に新たな気持ちで仕事をすれば道は開ける。 不況下では困難に直面することが多い。しかし、困難に正面からぶつかりそれを一つ一つ解決していくことで自分が成長し、組織を活性化し、会社を活性化することができる。 希望しなかった仕事をしていたり、嫌いな上司がいる場合もある。組織の雰囲気も悪い場合もある。しかしここで「自分がしたい仕事じゃない」とか、「上司に恵まれなかった」という考えを持つのではなく、「自分が取り組むことでまだまだ良くすることができる」と思うことで前進できる。 困難が目の前を遮った時でも、日に新たな気持ちで真剣に仕事に取り組めば新たな解決策が見つかるのではないか?自分がこの仕事に関わっていることは、自分だけの選択だけではなく、何か大きなものが導いてくれたものではないか?と思えることが大事だと語っている。 人の心ほど不思議なものはない。マイナスに考えてしまうとどんどん悪い方向に向かうが、プラスに考えれば今まで思いもしなかったことが発見できる。 大器晩成は何もしなくて後から成功がついてくる訳ではない。常に努力した結果が表れた結果なのであり、努力し続けられた人こそが得られるのである。 完全失業率が過去最悪の5・7%になるなど厳しい雇用環境が続いている。働いている労働者もかつてない不安が立ち込めている。 そんな時こそ「不況またよし」という心構えが必要であることを教えてくれている本だと思う。
仕事をする上での心構えが綴られている。 松下幸之助の志の高さが、この本を読んだだけでも伝わってくる。 また、日本という国についても多く言及している。 日本人全員に呼びかけたような内容になっていて、 非常に考えさせられるところもある。 しかし、書かれた年代が古いため、少しばかり古さを感じるのは否めない。 当時といまでは、会社というものも形を変えてきたし、根性論だけでは、 なかなか乗り切れない時代になってきている。 人間の本質という点では、共感はできるのだが、時代背景をふまえると、 読んでいて、違和感を感じるかもしれない。