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ネットいじめ (PHP新書)の商品レビュー ネットと子供、を巡る問題を冷静に見た好著
ネットはいじめの温床。学校裏サイトは、匿名ゆえに誹謗中傷があふれている。そして、「子供を守れ」の言葉のもと、その規制が叫ばれる。しかし、本当に、いじめの温床なのか? 規制することで守られるのか? この著者は問題点を整理し、論点をスマートにまとめたレポート作りが、とても上手!
「学校裏サイト=ネットいじめの温床」というバッシングに対し、荻上は「学校裏サイト」のほとんどが無害か、むしろ有益なものであり、「ネットいじめ」などは実はそれを使う人間と、彼らが置かれているコミュニティの問題だと論じる。ネットによりいじめが見えにくくなったという「俗説」に対しても、逆に従来から匿名性の高かったいじめが、ネットにより可視化されたのだと言う(p139)。 「ネットいじめ」対策ではなく、あくまでメディア論
著者は、「学校」の非公式サイトを「学校勝手サイト」とし、マスコミが 「学校裏サイト」の誠実な分析
中高生のいじめの温床になっていると 「学校裏サイト」の本当の姿を示す良書
本書は、学校勝手サイト、プロフサイト、SNSなどを少なくはない量のデータで分析し、ケータイ文化や学校における人間関係、(演じるものとしての)キャラ、(フィルタリングなどによる)ゾーニングなど広汎な事柄を扱いながら、「学校勝手サイトは裏サイト」「プロフサイトは個人情報の流出させる危険なもの」「SNSは援助交際や性犯罪の入り口」であるかのようにマスコミが作ったイメージが必ずしも実態を反映していないことを指摘し、ネットいじめが現実の人間関係を可視化したものでありインターネットや携帯と言った技術が作り上げた新しいいじめではないことを指摘すると共に、子供とネットの関係の実際を明らかにしようとしている。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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