5人のルパン
1話簡潔の「ルパン」を、5人の作家が、1人1つずつの作品集です。TVや映画の「ルパン」っぽくどれも描かれていますが、描画や「言い回し」、文体の違いからか、微妙に違う5人の「ルパンとその仲間たち」になっています。謎を追うもの、泥棒家業の中でまきこまれる「ドタバタ」、次元が主人公で、ハードボイルドっぽいもの、といろいろな作品が楽しめました。
短編としての「切れ」も、すばらしいものでした。力のある方々が、書いていらっしゃるからでしょうか。スピード感、これからどうなるの?なぜ?拳銃、悪党・・・どの作品も甲乙つけがたいものでした。全部楽しめました。
ブランド・ルパン三世
5人の作家による、5作品。目次は以下の通り、「拳銃稼業もラクじゃない」大沢在昌
「バンディット・カフェ」 新野剛志
「1-1=1」 光原百合
「深き森は死の香り」 樋口明雄
「平泉黄金を探せ」 森詠
それぞれ独自の世界を築く作家達ですが、読み進んでも、個々の作品に、違和感は感じません。やはり皆さん「ルパン三世」を、わかっていらっしゃいますね。
長年のファンの期待を裏切らないという納得の内容です。
作家も楽しんで書いているということが、憎いほど読者にも伝わってきます。その点は、星5つです。
読んでいても、ルパンや次元の声、オープニングタイトルの音が聞こえてきそう…
しかし、短編とあってか、4人のメンバー&銭形警部が、総出演で大活躍!というわけではないので、(五右衛門さんの出番が少ない…)星4つとさせていただきました。