読み手の意表を突いたどんでん返しが見事でした
読んでて思わず意表をつかれるような展開が素晴らしかったです。
いっつも事件に巻き込まれてしまう主人公がちょっと可愛そうでしたが・・この人の他の作品も読んでみたい!と思わせてくれる作品でした。
情けは人のためならず
中野駅に近づくたび、厄介ごとに巻き込まれる
日本一運の悪いお人好し―白戸修・23歳。
本当に、素晴らしいほどの巻き込まれっぷりが光る。ここまでなら、よくある展開かもしれないが、
白戸君が「名探偵」ぶりを発揮するわけでなく、
優秀な探偵役に事件解決を依頼するわけでもなく、
ボヤボヤと事件に身をゆだねているうちに
何故か事件は収束するというのが新しい。
ある時は白戸本人の洞察力によって、
またある時は、彼に力を貸そうと思った人々の働きによって…
「情けは人のためならず」なんて諺を、実感する1冊
癒し系。
探偵でもないのに、何故か様々ないつでも起こりうるような事件に巻き込まれてしまうお人よし大学生白戸君。
小説を盛り上げるためだけに人を殺してしまうような小説にうんざりしていた私にとっては、かなりこのキャラクターに惹かれました。事件に巻き込まれているのにほのぼのした雰囲気を出してしまう主人公のキャラの魅力はなんともいえません。物語の内容も、主人公のキャラでほのぼのした雰囲気になっていますが、今の時代の暗い部分を見事に扱っていて深いです。面白い!
なんか、ほのぼの
今まで、こんなお人よしの情けない彼(癒し系そのもの)が謎解きしていくミステリーがあったでしょうか。
それにこんなにどこでもありそうな事件で・・・
最近やたら暴力的なもの、陰惨なもの、救いがないものに
食傷している私にとって、なんか清涼剤のようでした。
次のシリーズが出ても・・・(彼は就職して、またいろんな事件に巻き込まれて行くのでしょうね。)
いつまでも、お人よしで情けない彼でいてほしいと思います。