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本書はまさに日本サッカーのクロニクルである。 「代表篇」などとケンソンした書名になっているけれど、そのものずばり「日本サッカー史」ですよこれは。 大変な労作である。2段組360頁。 1917年から2002年まで。日本サッカーの歩みを坦々と綴る。思い入れを排し、軽重の区別なくベルリン五輪も日韓W杯も同列に扱う(でもないか)。 いやエライ作業だったでしょう。後藤さんでなきゃ、つまり、ライターである以前にオタクじゃなきゃ完遂できませんよ本書の執筆なんてコトは。 特に前半。日本サッカーの黎明期についての記述は、僕の知る限り、同時期を扱ったどの文献よりも詳細かつ明快。神話の世界にDVDが出てきたようなもん(違うな、この比喩は)。 死んだ僕のおじいちゃんは師範学校で蹴球をやっていて、フルバックだったらしいが、彼が現役だった当時、本書によれば日本のチームが初めて国際試合で勝利したそうな(1927年早稲田WMW2-1フィリピン)。 もちろん、おじいちゃんに関する記述なんか本書にはカケラもないけれど、本書の筆致が無味乾燥であればこそ、書き連ねられている数々の〈出来事〉の向こうに、読者とってのパーソナルな〈サッカー風景〉が浮かび上がってくる。 その意味で、僕は本書の記述の向こうに、土のグランドで茶色いボールをキックアンドラッシュしている青年(おじいちゃん)のマボロシを見たような気がするのである。 サッカー者ならば必読の1冊。
老若男女問わず、サッカー好きなら間違いなく楽しめる本。 「代表編」となっているが日本代表の歴史を辿ることで、日本サッカー史についても理解することができる。2002年のワールドカップ開催を契機にこのような書籍が出版されたのであれば(もちろんそれ以前から準備はしていただろうが)、それだけでもワールドカップを開催した意義があると感じられる。 願わくは続編として「クラブ編」が刊行されることを・・・
「代表編」となっているが日本代表の歴史を辿ることで、日本サッカー史についても理解することができる。2002年のワールドカップ開催を契機にこのような書籍が出版されたのであれば(もちろんそれ以前から準備はしていただろうが)、それだけでもワールドカップを開催した意義があると感じられる。
願わくは続編として「クラブ編」が刊行されることを・・・