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ヒトを含む14科16種16名の強豪動物がアフリカ奥地の天然コロシアムで激突する!という途方もないマンガ。「地上最強」を人間の中だけで決めちゃいかんだろというコロンブスの卵かつ説得力絶大な発想により、いまだかつて誰も見たことがない世界が拓かれた。 ライオン・トラ・アフリカゾウといった順当な猛獣からクズリ・ヒクイドリといった変化球まで幅広くエントリーされ、サイズも能力も戦法も様々な彼らについて生態や身体的特徴、目撃記録などマニアックな動物蘊蓄がふんだんに詰め込まれる。もちろん知識に引きずられることなくあくまで「面白いこと」が最優先。「マンガにおいては面白い方が真実なのだ」という作者の言葉は伊達ではない。作品コンセプトや語り口では小原秀雄『猛獣もし戦わば』を、そして魂として大山倍達『大山カラテもし戦わば』を感させる(『大山カラテ〜』は作中でも引用される)。 メインも脇もベタなキャラ付けで、極限の闘いをギャラリーが解説するのも教科書通り。ある意味小学生の心で描かれていると言えるがそこは野生動物、文字通り死闘・文字通り弱肉強食。流血どころか肉が裂け骨が砕け、さらには死んだり食われたりする凄惨な展開に読んでいてまさに血湧き肉躍り手に汗握る。理屈抜きでねじ伏せられるような面白さ。これぞマンガの醍醐味だ。 絵柄は好き嫌いがはっきりわかれるだろう。「サルまん」以降の泥臭く暑苦しい画だがやはり内容に素晴らしく合っていると言える。そして画以上にギャグや小ネタが鬼門かも知れない。死闘の最中でも構わず頻出するのだが、ことごとく古臭い・外してる・寒いと酷評されそう。しかしこれまた妙に癖になる味がありじわじわ効いてくる。意図的なのかそうでないのか微妙なところまでおかしい。 史上初の動物格闘マンガという革新と、古き良き時代を思わせる正攻法の面白さ。面白いマンガを読みたい全ての人にお勧めする。星五つ。
こんなに面白いのに それほど話題になってない、このマンガ。 読み始めたら、もう止まらない。 ひさびさに少年時代の「続きが待ち遠しい!」感を 味わうことができました。 ヒト対カバ! アナコンダ対ヒクイドリ! ワニ対シマウマ! 対戦カードを聞くだけでワクワクしてきます。 本当に強いのは誰だ!このテーマに相原コージが真剣勝負で挑んだ作品です。 相原コージを知らない人でも文句なしに楽しめます。オススメ!