論理能力を鍛えるための好著、その続編
前作、『論理パラドクス』の姉妹編。本格的に論理学を学ぶための本ではないけれど、有名な論理学の問題やパラドクスを集めた本著をじっくり読めば、論理的な能力がつくこと間違いない。値段も安めだし、ネタ本としても重宝する。参考にした文献も逐一載っているので、発展的な学習をする場合も便利。ちっこいところではツッコミたくなるところもあります(Q001とか微妙)。三浦氏は「正解らしきものが一つも見当たらない」のがパラドクスと説明しますが、単純に答えがなくて解けない問題を私たちはパラドクスとは言いません。ちょっと筆が滑ったかな?とか思わないでもないです。ま、そういう箇所があるにゃあります。
しかし、ただの論理パズル本にはない特徴として(α)哲学の問題をパズル・パラドクスとして多く紹介しており、哲学へのイントロ的な要素がある(β)解答のための様々な思考ツール(その問題から得るべき教訓)についても解説している、という点が挙げられると思います。この点に著者のオリジナリティがある。遊び心もいっぱい入ってるし、魅力的な本ですね。