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ロクス・ソルス (平凡社ライブラリー)の商品レビュー 燃える想像力
ロクス・ソルス壮のマッドサイエンティストな人たち、時には狂気に追われて、時には情熱にかられて産み出される超個人的な作品群、それらは個々にまつわる神秘的な事件と共に可能性として現実にいる私を刺激する。「そんなばかな…」「なにもそこまで…」と思いながらそれらに呑み込まれて最後に笑いました。 読み通して、ようやくわかる。
この本の魅力は、奇抜な発明品の陳列ではなくその発明品に付随するエピソードにあります。正直いって発明品の詳細な記述にはいささかうんざりします。しかし、いったんその意味不明の発明品の由来に話が移るとたちまち話に引き込まれてしまいます。特に印象深かったのは、特殊な薬を脳に注入されて、生前のもっとも運命的な一瞬の場面を演じ続ける死者の件です。数々の死者が演じる様はそれだけでは何をしているのかちんぷんかんぷん。でも、その死者の説明がされるやいなや、その豊かな物語性にたちまち魅了されてしまいます。なるほど、この本は多大なる感銘や、心ゆさぶる感動とは無縁ですが、ひじょうに忘れがたい妙な魅力にあふれています。それにしてもこの人は、奇想にあふれた人だ。読んでソンはありませんでした。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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