商品の情報
旅する絵描き―パリからの手紙

旅する絵描き―パリからの手紙

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

旅する絵描き―パリからの手紙の商品レビュー

4.0 「伊勢 英子(いせ ひでこ)の「スタイル」
 この本は、ノン・フィクションなのはわかるが、果たして「手紙」という形をとった「エッセイ」なのかは、判断しがたい。
ただ、女性の伊勢さんが「僕」という男性になっていて、「Y」という友人に宛てた手紙として、パリで偶然出会った 「ルリユール」という本を修復する職人の生活をスケッチさせてもらっている。絵の中で、伊勢さんは黒い犬になったり、若い青年になったりと、その姿は常に変化している。
私が一番 興味を持ったのが、絵本 「ルリユールおじさん」のエスキス。ソフィーは、植物図鑑の治し方を学校の先生や母親と思われる人に聞いているが、実際の絵本では、それが省かれている。私はフランスで生活したことがあるので、それを「独立心旺盛なフランスの子供らしい」と思っていたが、伊勢さんは物語を作っていくうえで、できるだけ自分が「ムダ」と思ったものを省くのだ。だから、シンプルなその文章と挿絵は、人の心を打つし、また、「よくわからない」とも思う読者もいるだろう。
だが、この本で、私は「伊勢 英子」の創作の「スタイル」を見た。
5.0 旅先からの便り
私がまだ学生だった頃は、ちょうどポケベルからPHS・ケータイへ、位の過渡期の頃。
もちろん電話にメール機能もついてなく、まだまだ手紙やハガキが活躍していました。。。

互いに地元を離れた友達とも、よく手紙のやり取りをしていました。
慣れぬコトも新しい出来事も多く、楽しくもあるよその土地での毎日の中で、時折舞い込んでくる遠方からの便り。
懐かしい空気も一緒に届く気がして、とても嬉しかったのをよく覚えています。

そんな中に混じっていた彼からの便りのこと。
この本を読んでいると、かつて好きだった彼から届いた便りを思い出しました。
「今しか出来ないことだから。」とワーキングホリデーに行ったりしていた彼は、中学の同級生。
そう云えば地元にいた頃から、割とマメに手紙やハガキを送ってくれたりしていましたっけ・・・。
資金をためてはスペインやフランスへ行って、何度か便りをくれました。
きっと、ひとりでそこへ飛び込んでいって、直接五感でイロイロ感じ取るからなんでしょう。
ひとりで旅をする時、数人での旅の時よりも、いろんな感受性が全開になりますよね。
私も学生の頃、旅先から友人に宛ててハガキを出していました。
キレイなモノ・受けた感動。その時に感じた臨場感を伝えたい、そんな想いがありました。

そんな時に受けた印象などが、書き留められて送られてくるエアメール。
個人的な内面を、ちょっと共感できるような嬉しさ。書いてある文字の暖かさ。
そしてきっと、書いている間は、私のコトを思い出していただろうという想い。。。

今、ネットが普及してとても便利ですけれど、こんな暖かな便りのやり取りを体感できた世代でよかったと、
この本を読んでしみじみ感じました。

そんなキモチになれる一冊だと思います。
5.0 暖かい
読んでいるあいだずっと、暖かいものが内側から沸々と湧き上がるのを感じていた。

この本には、伊勢氏がパリに数週間滞在して、セーヌ河近くにある伝統的な装丁の工房に通う日々が記されている。この滞在によって、絵本『絵描き』や『ルリユールおじさん』が産まれた。私は数年前にパリに2年間住んだ。なので、この本で出てくる場所は殆ど全てありありとその情景を思い浮かべることができる。特に驚いたのは、パリの最もお気に入りの場所の一つであるサン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会とその前にあるアカシアの樹が伊勢氏にとっても重要な存在となっていたこと。このアカシアの樹は、おそらくパリの中では最も古い樹の一つであるといわれているもので、私はわざわざこの樹に会いに行くためにその地を訪れた。『ルリユールおじさん』の表紙に描かれている大樹は、この樹だったのかと思い、嬉しくなった。また、その教会ではショパンのコンサートが頻繁に開かれていて、おそらく伊勢氏が聞いた人と同じピアニストのコンサートを私も聞いた。なので、この本を読みながらそれらの記憶が噴出し、同時にそれが伊勢氏の暖かい眼差しとも混ざり合って、表現しがたいほど複雑な、心地よい読書体験を得ることができた。この本を切っ掛けにして、ここに描かれている場所を訪ねてみてはいかがでしょうか?おすすめします。

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 「儲かる!会社」に一瞬で変わる 1日10分、年収3倍 見田村流超マーケティング
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  通常24時間以内に発送
2位 彩雲国物語  黒蝶は檻にとらわれる (角川ビーンズ文庫)
おすすめ度: 価格: ¥ 540  通常24時間以内に発送
3位 30歳の保健体育
おすすめ度: 価格: ¥ 1,500  通常3~5日以内に発送
4位 起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  通常24時間以内に発送
5位 レッスルエンジェルス サバイバー2 ザ・コンプリートガイド
おすすめ度: 価格: ¥ 2,415  近日発売 予約可
6位 細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  通常24時間以内に発送
7位 タクミくんシリーズ  誘惑 (角川ルビー文庫)
おすすめ度: 価格: ¥ 480  通常24時間以内に発送
8位 生声CD付き [対訳] オバマ演説集
おすすめ度: 価格: ¥ 1,050  通常24時間以内に発送
9位 MUTUALITY:CLAMP works in CODE GEASS
おすすめ度: 価格: ¥ 1,995  近日発売 予約可
10位 旅する力―深夜特急ノート
おすすめ度: 価格: ¥ 1,680  通常3~5日以内に発送
こちらもおすすめです
絵描き
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,575
通常24時間以内に発送
見えないものを見る―絵描きの眼・作家の眼
価格: ¥ 1,470
通常24時間以内に発送
ルリユールおじさん
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,680
通常24時間以内に発送
カザルスへの旅
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,575
通常24時間以内に発送
雲のてんらん会 (講談社の創作絵本)
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,680
通常24時間以内に発送