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自己愛型社会―ナルシスの時代の終焉 (平凡社新書)の商品レビュー 今の日本ってやっぱりおかしいよね
ローマ、オランダ、アメリカ各国を引合いに出して今の日本との類似点を述べています。明快な文章で非常に読みやすいです。 不気味なほど似ている
たとえば裁判の傍聴記でブログを作る若き女性たちがいる。すなわち、舞台の上に立つリスクを負わず、客席のひとりとして辛辣かつ無責任な言動をおこなう人間の横行し、それをマスコミも面白がる。……これは「遊び心」ではなく「病気」なのだとかねがね感じていたが、本書で得心するものがあった。 今生きている社会は見えにくい
金魚に水槽の中の水の濁りがわかりにくように、わたしたちにもたった今の社会は見えにくい。しかしわたしたちも金魚同様、社会と切っても切れないものである。 自己愛型社会は終わるのか? 次に来る社会は?
現代に危機感をいだいている人は、私も含めて多いと思う。この本は日本社会が、今後どういう方向に向かうのかを、歴史と自己愛心理学の観点から明らかにしていく。自己愛型社会が崩壊し、どういう社会に向かおうとしているのか、生き抜いていくための大きな展望とともに、危険に対して警告を与えてくれる。歴史もまた間違いを犯す。それは自己愛のなせる業だというのは、私も大いに共感するところである。それにしても、歴史を自己愛のダイナミクスでとらえるという試みは壮大で、面白い。中に出てくるエピソードが、どれも興味深く、読み物としても楽しめた。 エキサイティングな警世と予言の書
著者は現代社会の状況を「自己愛型社会」の末期段階ととらえる。自己愛型社会は、これまでの歴史にも何度か登場し、やがて没落したという。古代ローマ、オランダを例にとり、自己愛型社会が終わりを迎えるとき、何が起こるのかを分析する。その上で、アメリカ、現代日本で起きていることを眺めると、それが非常にわかりやすいことに驚かされる。著者は自己愛型社会が終わった後に、どういう時代が来ようとしているのかを明らかにしていく。とてもエキサイティングで、読み物としても面白い、野心的な試みである。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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