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色んな田舎暮らし本や雑誌を読んで来ましたが、これが一番かもしれません。 森林ジャーナリストでもある田中氏が田舎へ移住しようとする側と受け入れ側の田舎からの両方の視点で問題点や田舎暮らしの素晴らしさを描いています。自らが歩きそして聞いた成功例や失敗例をもとに田舎暮らしの現実を明らかにしています。とかく成功例の羅列や雑誌を売るための提灯記事が多い昨今ですが、かなり辛口でありますが、真剣に田舎暮らしを考えている方には有用ではないでしょうか。 ただ、100ページの、「では、田舎暮らし、田舎移住の源流はどこにあるのか。古くから、人の流れは田舎から都市へと動いていた。都市は田舎から人と資源を吸い寄せ消費することで存立する社会、と定義できるほどだ。歴史的に一方通行だったのだ」と言う記述はおそらく田中氏があえて森林ジャーナリストとして書かなかったのかもしれないが、森を生活の場としていた人々が多くいた時代が長期間あったことを考えると少し消化不良だ。せっかく、田舎の語源を万葉集にまで遡れる事を指摘しているのであるから、漂白の民と言われる山人にも触れてよかったと思う。 晶文社の「田舎暮らしの達人たち」も読んだ事があるが、有名人の田舎暮らしはあくまでもお金に自由が利く人達であり、田中氏の書く田舎暮らしの達人たちは、普通の人々である事も好感が持てる。
田舎で暮す、というようなことは流行っているみたいだけど、 いいことばかりでもない。 不便もあるし、近所づきあいもあるし。 この本は、田舎暮らしをするにあたっての注意点がよく書かれていると思う。 いいことも悪いことも。 でもそのいいことも悪いことも、考え方や感じ方しだいだったりするのだな。 田舎には土地や空家はあるにはあるけど、借りるのが難しかったり、 生きてゆくための仕事をみつけるのが大変だったりする。 田舎暮らしは、まずはじめるのも大変である。 ところでわたしは、もともと田舎出身なので田舎のことは少しはわかっているつもりなのだけど、 この本を読んで、田舎についてあらためて勉強になってよかったと思う。