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グローバル化時代における市民とは何か、市民社会とは何か。 たまに討論会や日経新聞の「経済教室」などで「次世代においては市民社会の影響力が強まる」ということを言う人がいる。 もちろん、このことは間違っていない。 しかし、「市民」や「市民社会」という言葉が正しく定義され、概念化されて使用されているとは思えない。 そもそも、「市民」と「市民社会」という言葉は分析概念というよりも政治の言葉として使われているからだ。 この本はその中で「市民社会」という言葉を定義している。 後半部はありきたりな市民社会硝酸に堕しているが、前半部だけでも十分に読む価値はある。 日本においてはあまり「市民社会」というものは意識されていないが、 海外ではどのような市民社会があり、世界的にどのような種類があるのか、そしてそれぞれにどんな問題があるのかなどが詳述されている。 正直、「市民社会」という言葉は定義するのはなかなかなおっくうであるが、この本の定義にのっとって議論していけば、 「市民社会」という言葉がしっかりと地に足がついた意味をもってレポートや論文の中で生きてくると思われる。