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変わった物語です。 良くいえば、 「味のある、考えさせられる物語」 と表現することも“可能”です。 まぁ、個人的には、 「なんじゃこりゃ。」 「何が言いたいのかわからない。」 「イライラする。」 といった感想ですけど・・・。 登場人物の名前を略したりしているのが、 特に“うっとうしい”です。 狙いすぎて失敗した感じが「嫌い」でした。 評価は星2つです。
そうでないと、私がそうであったように、読後、 「なんじゃ、この本は。バカにしてんのか?」って 怒り出して、健康によろしくないことになります。 それは、たぶん、本書に対する読書のスタンスの問題で あって、ゆったりと、普段の忙しい毎日から離れて、自分の 人生、お金、自由、時間、お金と暮らしからの自由、などを じっくりと考え、感じるといったオフタイムの時こそ、 本書の寓話とブラックでシニカルなペーソスを味わうことが できるのではないか、そんな思いを持ちました。 そう、この本は、「経済的に豊かなのに、幸福感、満足感が薄い 現代人にささげられた、ファンタジー」なんです。 つまり、金か、自由時間か?あなたを幸福にするのは、どっちの 社会システムなんでしょうか?という問いを抱えた寓話です。 内容とは別に、本書は原著も翻訳もそうですが、面白い構成 になっていて、人物名も時間もお金も、全部略語なんです。 本書自体が「時は金なり」そのものの多重構造、という、 著者の工夫とアイロニーを臭わせた体裁の書籍になっていて、 そこも楽しみの一つです。