商品の情報
妙なる技の乙女たち

妙なる技の乙女たち

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

妙なる技の乙女たちの商品レビュー

1.0 SFの皮を被った一般小説
物語はゴダード飛行センターなどのアメリカにある宇宙施設に労働力や施設が集中することをモデルに書かれているようですが、モデルそのものが1960年代の物で非常古く、物質的な物を伴わない(例えば工業デザインなど)ものは、かえって世界中に分散していた方が効率よく仕事が出来ると言うような、現在一般的な方法論が全く描写されていません。

あと、宇宙に有機農業を持ち出すという時代を逆行している…というか、エネルギーの入力と出力を全く考えていない言動が出てきますが、これって本当にSF小説ですか??

私が読んだのは、第六大陸、天涯の砦に続いて、三冊目に読んだ本です。
他の小説でも感じまましたが、小川先生は実務経験が無く、取材もネットや電話で終了。頭の中で完結したことを文章にしている気がします。
5.0 女の漢(?)らしい生き様
近未来。軌道エレベーターの建設により栄えた、東南アジアの一島で働く女性たちの生き様な短編集。
様々な職に就いた女性たちが、夢や誇りや恋を胸にたくましく生きてゆく様が、職種ごとに描かれています。
男が全般的にサポートのみにしか役に立っていないのも特徴的。メインはあくまで働く女性の強さです。
てっきり水商売系の話が多いのかと思っていたら、そんな安易な話はひとつもありませんでした。さすが小川一水、小細工のない面白さでした。

ただ、短編ということで魅力的なキャラたちとの別れが早く、もっと続きが読みたいのにー、というフラストレーションが溜まりがち。
読後に想像力が必要です。
5.0 現実に働く人たちに
語り口と描かれる世界のすばらしさは、この著者のファンであれば、言うまでもないので
割愛中です。それよりは着想のすばらしさを称えたい。

ずっと思ってたんですよ。
メインの物語を支える社会に焦点を当てたものはないかしら、と。
宇宙戦艦が派手なバトルを繰り広げるのだって、たとえば、戦艦が発着する宇宙港の、
戦艦の発進時の噴射に耐える耐熱板のメーカーとか、航路のナビゲートを支援するシス
テム開発者とか。レンズを装着した人々が縦横無尽に駆け巡るのだって、「グレー」の
スペーススーツをデザインしたデザイナーさんの企画会議とか、どのデザイン・スタジオ
に委託するかを打ち合わせる銀河パトロールの庶務の人とか、レンズを装着するブレス
レットを個々のレンズに合わせて受注生産で仕上げる職人さんとか。

そういう背景で物語世界を支えるあれこれが語られたものはないのかしら、と。
ありました。

また、最後のもので農業に着眼したのはすばらしい。
たくさんの太陽系外殖民惑星が舞台になるような物語で、「食べるものはどうやって賄って
いるのかしら」と、常々思っていたのですよ。

割愛中と言いつつ、最後にチラッと語り口を。
それぞれに、書き込み始めればどこまでも「ハード」になりえる素材を、あくまで「ソフト」
に「人」を中心にしているのも好感(いや、ハードも歓迎ですけど)。
デザインにあたって宗教やなんかに配慮する様や、多様なエスニックな背景をもった人々
が関わりを持っていく様も、ほのかな背景になっており、著者の「業界取材」がしっかりし
たものであることをうかがわせてくれます。
4.0 現在と未来に橋を架ける
 タイトルの通り、手に職を持った女性達が活躍する物語なのですが、物語のベースになっている世界観が興味深く感じられます。
 SFで描かれる世界の多くでは、月や衛星に生活拠点があったり、他の恒星系に人間が生活出来る環境が作られています。つまり、人間が宇宙を生活空間としている世界なわけです。でも、現代の人類の科学力は、せいぜい、宇宙に人や物を送って、そこで生存させることが精一杯。生活というレベルには達していません。こう考えると、未来史上のどこかに、「生存」を「生活」に変える転換点が存在することになります。そのミッシングリンクを描いているのが本作と言えるかもしれません。
 しかし、SFとしての面白さとは別に、働く女性にスポットを当てる作品は、描き方が難しいな、と言う感想も同時に抱きました。ツンツンしながら働くキャリアウーマンの物語を書けば、単に女性が男性のロールモデルで働く物語にしかならない。かといって、能力のある女性がかっこいい男性と出会って幸せな結婚をしました的な物語にすると、結婚が女性の幸せなのか、となってしまう。男性の物語ならこんな感想を抱かないと思うのに、女性の物語だと何かバイアスがかかるのは、ボクが男だからなのでしょうか。それとも、そういう社会的な何かが刷り込まれている?
 SFとしての着眼点も面白いのですが、こんなことも考えさせられる作品でした。
5.0 誇りを持って働く、全ての女性に
軌道エレベーターのある未来の赤道下の島で、働く若い女性たちのオムニバスストーリー。

工業デザイナーから保母さんまで様々です。仕事の細かい内容は時代によって変わっても、本質は変わりません。

楽しいことばかりでなくても「働くことが楽しい」とは、こういうことではないか、と思います。

働く女性がテーマといえば、最近話題になった漫画を思い出します。

以前より、あの漫画に、違和感がありました。男性作家が書いたというのに、働く女性の実感に則しているのは寧ろこちらのほうだと思います。

アスタで掲載されているものに加筆訂正されています。より深くなっています。連載時に読んだひとも、ぜひ。

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 堂本剛と頭のなか
おすすめ度: 価格: ¥ 1,850  近日発売 予約可
2位 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (3)超限定版よっ!
おすすめ度: 価格: ¥ 1,680  近日発売 予約可
3位 ストライクウィッチーズ オフィシャルファンブック コンプリートファイル
おすすめ度: 価格: ¥ 2,730  近日発売 予約可
4位 +act. 19 (2009)―visual movie magazine (19) (ワニムックシリーズ 124) (ワニムックシリーズ 124)
おすすめ度: 価格: ¥ 980  通常24時間以内に発送
5位 生声CD付き [対訳] オバマ演説集
おすすめ度: 価格: ¥ 1,050  通常24時間以内に発送
6位 30歳の保健体育
おすすめ度: 価格: ¥ 1,500  通常24時間以内に発送
7位 細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  通常24時間以内に発送
8位 月刊加護亜依
おすすめ度:   
9位 この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) (よりみちパン!セ)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  通常24時間以内に発送
10位 ジェネラル・ルージュの凱旋(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-5)
おすすめ度: 価格: ¥ 500  通常24時間以内に発送
こちらもおすすめです
風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,785
通常2~4週間以内に発送
不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 945
通常24時間以内に発送
フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 693
通常24時間以内に発送
天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 1,575
通常2~5週間以内に発送
時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)
おすすめ度: 4.5
価格: ¥ 630
通常24時間以内に発送