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食堂かたつむり (ポプラ文庫)

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食堂かたつむり (ポプラ文庫)の商品レビュー

5.0 命を食することへの感謝!!
本書は、「食に対する感謝」がテーマであり、「食べるとはどういうことか」を追求した作品です。決して、マスコミが取り上げたようなお涙頂戴ものではないと思うのです。真摯に「食」というものを追求した作品です。
人が食するとは、「動物や植物その他生き物も含めて、その命を頂戴すること」であり、その現実に「人」はどのように向き合うのかをテーマにしているではないでしょうか。

「『食』という他の生き物の命を奪うことへの感謝」、「真摯な姿勢で、作ること、いただくこと」等、作者の強い想いを感じました。

自らの食のために生き物の命を奪う行為は、現代社会ではタブーとして目の当たりにできないがゆえに、本書に出てくる描写はグロテスクかもしれまんせん。しかし、あえて筆者はそのタブーを描写することで、食の尊さを表現したかったとだと思います。「命への感謝の意」を伝えたかったのだと思います。

「雑食動物のジレンマ」(マイケル・ポーラン著)や「人間は何を食べてきたか」(ジブリ学術ライブラリー )を併せてお勧めします。

現代日本における「食」について、一石を投じた著者に感謝です。
5.0 食堂かたつむりの続編に大いに期待する
飼い豚を殺すのは偽善的すぎるということで、批判的な意見も多いです。
たしかにそうです。しかしすべての人間は偽善者です。
口蹄疫に感染した宮崎の農家にとって、牛は我が子と同じだと言います。
せめて病気になった我が子(牛)を処分する前に最高の餌を与えたい
と農家の人たちが泣いていました。
これをみて、我が子を殺して金儲けするのかよという人はあまりいない。

農家の人が必死で育てた牛は、食べられることが本望だというのが人間の考え。
飼っていた豚も飼い主に食われることが本望だというのも人間の考え。
ムチで打たれて走らされる競走馬は、走るのが本望なんだというのが人間の考え。
すべての人間は偽善を抱えており、
そしてあらゆる偽善者が自分を棚に上げて別の偽善者を批判する。
(byラースフォントリアー)

そういう真実を悟っていれば、豚殺しなど目くじらをたてるほどのことでもない。

物語は食堂に訪れる人の話をそれぞれ短編形式で進めている。拒食症のうさぎのように
お店を訪れるお客しだいで、1話完結の物語が生まれるわけだから続編もありえる。

恐らくパート2では別れた恋人がふらりと食堂を訪れ、
主人公とガチンコの料理対決が始まるものと思われます。
パート3ではいよいよ主人公の出生の秘密が明らかになります。
父親だと名乗る男が食堂にやってきて主人公の作った料理を食べる。
男の目にはきらりと光る涙が。そして驚くべき真実が語られます。
パート4は・・・・もうやめておきますが、シリーズ化してさらにドラマ化も可能。
いっそのこと、アメリカドラマみたいに、かたつむり食堂シーズン10まで作ってもらいたい。
ツタヤでDVD化すればさらに稼げる。食堂かたつむりバンザイ!



3.0 食堂かたつむり
正直びっくりした。
ペットとして飼っていた豚を食べるなんて悪趣味すぎる。
どんなきれいごとを並べてもやっぱり人間の身勝手さだけが残る。
どうしてこの本があんなにも話題になっていたのか不思議。
もし映画化されたということで過大評価されていただけだったら
作者にしても不幸だったと思う。
1.0 後味悪すぎ
もし、これがホラー小説として売られていたならもっと★つけました。
この狂った主人公に、自分も食べられてしまうのでは…と恐怖で恋人が逃げ出していたと、いうのが実はオチ。
慈しむためには食べるしかないという思想の主人公だった。みたいな。

正直、内容の薄っぺらさやご都合主義な流れからは命の重みなんて全く感じられませんでした。
どこに感動していいのかもまったくわからず。

普段から読書をされている方は読まないほうがいいと思います。
1.0 下品としか言いようが…
夫が会社の後輩から借りてきたものを、最初の1〜2頁を流し読みしてよさそうと思い、
読んでみました。

私には、作者が何を伝えたいのかさっぱり理解できませんでした。
それでも、前半はおもしろいなと思うエピソードもちらほらあり、
自分も料理好きなのもあってなんとか読めたんですが、
途中から急に増える露骨で下品な表現と、独りよがりな世界観、
ご都合主義的な展開に辟易。
料理についての描写も、後半に近づくにつれて「ええ〜、これはちょっとないんじゃないの?」という
怪しげなものが目に付いてきます。
最後まで読んでしまったのは、「なんだこれは?!」という怒りのあまり
止めるきっかけを失ったから、というのが正直なところです。

なかでも、最後の死んだハトを料理して食べるというエピソードは極め付きの下品さです。
なんのためにこんな展開にせねばならないのか、ほんとうに理解に苦しむ。


普段本を読んでいる方には全くおすすめできません。
これを読むかわりに読むべき美しい小説が、世の中には山ほどあります。

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