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登場人物たちは、みなそれぞれに重い問題を抱えて生きている。 しかし、その中でも、とても暖かい人間関係を形成している。 人の心を癒し、人の生を支えてくれるのが、ごく普通の日常的な生活の行いであること、その中にこそ本当に暖かい交わりが生まれてくるのだということが良くわかる。 学者であれば、これを「ソーシャルキャピタル」と称するだろう。 今の若者をめぐる最も大きな社会問題は、この「ソーシャルキャピタル」が若者の周りから消滅してしまったことにある。 こうしたマンガを読むとつくづくそれを感じる。
個人的に香子がどストライクなのでこれからどんどん出して欲しい
ハチミツとクローバーでファンになったので、作家買いしました。 正直将棋のことはよくわからないですが、それでも楽しめました。 これが将棋を指せる人ならば、もっと面白く読めるのかな。 主人公は心の内に色々と抱え込んでいる少年で、読み取れる心情などからこれから色々と波乱が起こりそうな予感。 それでも作者のふわふわした雰囲気と個性的なキャラがちょっと和らげてくれるので、シリアスすぎるということはないです。 合間合間に解説が載ってるのが嬉しいですね。 まだ1巻なのでこれから!という感じですが、気になります。
ハチクロの大成功により、次回作となる今作に対するプレッシャーは相当あったはずです。 そんな重圧の中、羽海野先生は見事ファンを裏切らない…いや、良い意味で予想を裏切った物を書いてくれたと思います。 前回の舞台は美大、そしてなんと今回は将棋界。 しかも相当本格的に「将棋」というジャンルに挑戦しているようです。 肝心のお話ですが私個人的にはやりきれない程切ない思いでいっぱいになりました。 もちろん、羽海野先生が得意とする個性的なキャラクター達のボケっぷりには笑わされたりもしましたが それ以上に主人公・零の生い立ちがとても重いです。 特に印象に残ったところとして恩人から「君は将棋が好きか?」と問われた時に、 零は自分が生きるために「はい」と嘘をつく場面があります。 (ネタバレになるので詳しくは書けませんが…) 彼はこのたった一つの嘘のために将棋によって人生を縛られる事になり、 救ってくれた恩人の家族をもバラバラにしてしまいます。 こうやって書くと本当に重苦しい話のようですが(笑)、 そんな零君を見守ってくれる3姉妹+ネコや、ライバルの二階堂の存在は読者としても救われます。 前作ハチクロが好きな方も、ハチクロを読んだことのない人にもおすすめしたい作品です。
羽海野チカさんの描く作品の、 暖かくて優しい、そしてどこか傷ついたキャラが大好きでした。 今回も主人公・零を暖かく受け入れ、優しく接する家族のような 3姉妹とのふれあいがとても癒されます。 ただハチクロと違うのは、 養父の子どもの存在。 自分を受け入れてくれる人がいる一方で、 自分を疎ましく思う人間が存在するという事。 その子たちと、どう絡んで傷つき、どう乗り越え成長していくのか? そこが非常に楽しみです。