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幸運は誰に?〈上〉 (扶桑社ミステリー)の商品レビュー 人生何をラッキーと呼ぶか?
原題"LUCKY YOU"は、英会話でよく使われるフレーズ。「やったね」とか「いいじゃん」とか「あんたラッキー」とかね。 ホワイト・トラッシュ・エイリアンズ
まず、喜国雅彦氏が描くアメコミ調のカバーイラストに惹かれて、本書を読み始めました。独断的かもしれませんが、映画でいうなら、ファレリー兄弟のお馬鹿なコメディ、バイオレンス色を薄めたタランティーノのノリ、変人見本市のようなティム・バートン作品をごちゃまぜにした面白さがありました。ストーリーの展開以上に、キャラクターの造型が、本書をより魅力的なものにしていると思いました。自宅に何十匹も亀を飼っているヒロインをはじめ、キリストの聖痕や涙するマリア像をでっち上げたインチキ奇跡で暮らす隣人たち、そして悪役二人組みは、最初、ネオナチ気取りの人種差別的な言動が嫌でしたが、悪党と呼ぶには、余りにもお間抜けなので、かなり笑えます。特に、小悪党の片割れチャブは、主役を食ってしまう程のキャラクター性があります。その辺のところを、喜国氏は、表紙で上手く表現されていると感心しました。また、本書を読んでいる最中、タイムリーにもアメリカの宝くじで、430億円の当選者が出たとか、あちらの宝くじ事情や、離婚制度、銃社会など興味深い事柄もあり、早く下巻の続きが読みたくなるような本でした。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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