惜しい。
私はイタリア好きだと自負しているのでこの本は楽しめました。
「そうなんだよな、イタリア人って」
と思わず思ってしまうところもままありますし。
ただ一部のイタリアと、一部のイタリア人のある一部のいいところばかりを語りすぎていて「それにひきかえ日本は・・・」という文脈に持っていくのは少なくない失望を覚えました。イタリア人は公務員以外はほぼ全ての国民が脱税してるらしいとか
約束を守らないとか約束の時間を守らないとか
泥棒が多くて日本の保険会社の盗難に対する保険の対称には
ヨーロッパ大陸でイタリアだけ除外されているとか
郵便のシステムが笑ってしまうくらいに駄目だとか
車の運転が荒すぎるとか
ローマは車で回ると世界の混沌みたいな場所に見えるとか
マリファナがほとんど罪悪感なく使用されているとか
(これはヨーロッパの他の場所でも一緒だけど)
もろもろのことを書いた上で
「それでもイタリア人は幸せそうに見えるのだ。何故だろう?」
とする方が説得力があるのになと思いました。
その点が残念です。
実に惜しい。
もったいない!
「イタリア=全て善」、「日本=全て悪」というトーンで貫かれてていて、途中で耐え切れなくなって読むのをやめた。どんな文化にも良さ、悪さがあり、良さが同時に悪さであり、悪さが同時に良さでもあるはずだ。こんな貧弱な発想の人の書くものはまともではないと判断せざるをえない。一部しか読んでいないが、イタリアについて書いた部分は、実生活に基づいたいい記述もあるように思えただけに残念。せめて、イタリア賛歌のみの記述にすればよかったのに。もったいない。