おもしろい企画
何気ない質問から、日本人が本当はどう思っているかが見えてくる。面白い企画である。
「実はこう思っている人はこんなにいたのか!」と気づかされることは少なくないだろう。ケータイという身近なものを介して質問しているため、率直な意見が出ているのも魅力だ。
ただ、「やっぱり」と思ってしまう調査結果もかなりあり、面白い結果ばかりではない。「知らない日本」の発見よりも、「知ってる日本」の確認の方が多いはずである。
そういったことを知った上で読んだ方がいいだろう。
質問の着眼点に敬服!
この本は、とにかく質問の立て方が絶妙です。「デパ地下の惣菜はグルメというより手抜き」とか
「松井の試合が終わって、ヤンキースの勝敗覚えていない」(大リーグって。。。)
とかその視点の鮮やかさがとにかくすばらしいです。
個人的に大好きな企画が、日本の9割です。
これは、質問に対して、9割の回答を得た質問が並んでいます。
ここには、「平積みの本の一番上は買わない」とか「土曜の夜と
日曜の夜なら土曜の夜が好き」などかなり面白い質問が並んでいます。
この本は、テレビなどのメディアに比べてより自分たちに身近に
「世論」というものを感じることができます。
この章では、
今現在の日本の気分がみえる?
携帯電話で1回8問、yes or noのアンケート。
(PHS所持の私は参加できませんが・・・)
なにより、佐藤研究室で編集・デザイン・レイアウトを担当しているところがこの本の特徴。
写真やカットがうまい具合に挿入されていて、まったく飽きることなく、スルスルと読めちゃう。記憶力が乏しい私としては、2002~2003年の世情と事件を「そういえば」と懐かしむ。そしてふと、今のご時世のすさみ方、えーかげんさの影をみる。
これも一種の同時代史の表現形態かも。
企画の面白さ
二者択一の問いって基本的に嫌いなんですが、この本に盛り込まれた
問いには思わず「クスッ」とさせられる問いとアンケート結果が満ち溢れています。自分の答えが多数派だったり、意外と少数派だったり、世の中の多くの人はこう考えてるんだろうなって予想を外されたり、身近な話題を素材として扱っていながら、新たな発見をさせられたりもして広い意味で楽しめる本です。
家庭や職場、学校などで周りの人に質問しながら楽しんだりもできそうです。