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偶然と必然―現代生物学の思想的な問いかけの商品レビュー 偶然とシンクロニシティーからフェルメールへ
偶然と必然がいかに生物と関わるかにおいて、本書はとても参考になる。本書を読んだ後、「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著を読むことをお薦めする。もちろん、手前味噌ではあるが。応用編になる。富山湾の滑川でのホタルイカの光の集合と、魚津の蜃気楼、はたしてこの二つの現象は偶然か必然かという問題がある。相互になんの関係もない独立の現象か?もうひとつ、これは生物というより文化なのだが、同じ富山湾に面する宇出津の光の祭典・キリコ祭りも偶然にふくまれるのか?後者の本で著者は、こうした一連の能登を含めた富山湾周辺の光の偶然をフェルメールまで延長させている。あの17世紀のオランダの光の魔術師である。日本とフェルメールをつなぐ偶然を、著者は鈴木春信の絵に見出す。「紳士とワインを飲む女」の椅子の上の楽器・シタールの裏に映り込んだ光と、春信画の「鏡台の秋月」における鏡台裏のあり様、ここに無意識の偶然がある。「宇宙に・・」の本の表紙の帯の両端に紹介された部分画に注目。偶然の話をもとにもどせば、ホタルイカはニューメキシコ州・ソコロにある27基の電波・天体望遠鏡の目的性との一致の可能性を指摘している。もっと言えば、偶然・必然だけでなく、C.ホイヘンスの光の波動性と粒子性の議論にフェルメールがシンクロニシティー(同時性)として感応していると著者は言っているのだ。 この世界における「偶然」の意味
生命の本質、進化の本質を論じた本。 肉食系生物学者?
分子生物学者が自分の過激な思想を一般の人々に向けて述べたものである。 興味深い論考
オペロン説で分子生物サイバネティクスとも言うべき分野を開拓したノーベル賞ウィナーであるモノー博士の生命論。生物と非生物の境界から議論を開始し、生命のシステム的本質をマクロの合目的性とミクロの偶然性の関係に絞りこんでいく。一方で近年の(当時の)分子生物学の成果を解説するなかでタンパク質の立体構造にこそ生命の物質的本質が隠されていると断じる。そしてこの2点を軸に進化、言語、中枢神経系と思考、現代社会と人間の進化について独自の論考をすすめていく。 歴史に残る1冊
さすがに30年たった現在、この本から得られる新しい知識は少ないだろう。しかし、「複雑な生命現象に如何に理論的に切り込んで行くか?」、と言った問題は昔も今も共通である。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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