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難点 分量が多い 900ページ以上あるため、全体を精読するのは気力がいる 持ち歩きには不便 条文の内容の引用で分量が増えすぎている感はある 破産法についての本文では争いのないことのように書かれているが、注釈部分または再生法の対応部分で争点であることが述べられていることがあるので、注意が必要 判例の内容まで深く記載していることはない。ただ、それは判例を別個に勉強すれば難点とまではいえないかもしれない。 利点 細かい論点も注釈で触れられており、安心 民事再生法と破産法の関係がわかりやすい。 再生法部分は破産法の記載を準用していることが多く、違うところのみ書いていることが多いため異同がわかる。 条文の内容がしっかりと記載されている。 たとえば、条文では「10条3項本文の規定は適用しない」とされてるところを、公告で送達を代替することはできないといった具合に記載。条文を読めばわかるものも多いが、複雑な構造の条文の理解には助けになる。 問題提起だけでなくほとんどの点について理由付け、主張が記載されているため、結局この点はどうするのだということにはなりにくい。ただ、通説を批判することが少なからずあるので、どちらを妥当とするのかは他の文献をあたらざるを得ない。 破産法、民事再生法、会社更生法の比較をすることで、それぞれの特徴を理解しやすくしているところがある。
基本的に文章は平易です。そして、緻密に教育的配慮が施されています。制度趣旨や原理原則から説明がなされるので、深い理解が得られます。最初はその分厚さに気圧されてしまいますが、破産法と民事再生法2冊の本が1冊になっただけだと思えば、各々はそれ程の量ではありません。読み終えてみて感じるのは…国立大学教授の定年は早すぎるということ。
破産法の部分については、旧著の有斐閣破産法がベースになっています。判例も平成19年3月までがフォローできています。ただし、電話帳のように分厚くなっています。使いづらいので、分冊でもよかったのでは